まちの動き(令和5年9月)
”広野町復興創生の日”制定記念式典を開催
広野町は東京電力福島第1原発事故に伴う緊急時避難準備区域の解除から丸12年を迎えた9月30日(土曜日)、“広野町復興創生の日”制定記念式典を広野町公民館で開催しました。“広野町復興創生の日”は東日本大震災と原発事故を乗り越えた軌跡を後世に伝えるために制定するもので、式典には町関係者約70名が出席し、復興への思いを高めました。式典で遠藤町長が「町民と共に希望に満ちた未来社会の創造に邁進し、『原子力災害からの共生のまちづくり』に取り組みます。」と宣言しました。来賓の復興庁福島復興局の荒井局長と北郷議長が挨拶し、広野町出身の図書館司書である松本彩華さんが未来へのメッセージとして古里復興への思いを語りました。式典の最後には、東日本国際大学の福迫副学長が「これからの復興創生のまちづくり」と題して基調講演を行いました。
福島国際研究教育機構(F-REI)との座談会を開催
福島国際研究教育機構(F-REI)との市町村座談会が9月29日(金曜日)、ひろの未来館で開催されました。座談会には町内の団体や企業の関係者が集まり、震災と原発事故からの復興創生に向け、F-REIとの連携などについて意見交換をしました。F-REIは各地域の課題や企業の技術を把握し、研究テーマへの反映や地域連携の構築につなげるため、県内15市町村を訪れており、広野町は6町村目になります。座談会でF-REIの山崎光悦理事長が「機構が取り組む5分野(ロボット、農林水産業、エネルギー、放射線科学・創薬医療、放射線の産業利用、原子力災害に関するデータや知見の集積・発信)をはじめ、連携して地域の課題解決に向けて取り組んでいきたい。」と話しました。
飛龍高校三島スクールと広野町緑の少年団が交流
静岡県沼津市の飛龍高校三島スクール3年生の生徒83名が9月28日(木曜日)、広野町を訪れ、JR広野駅東側にある「沼津の杜公園」で、広野小学校6年生の広野町緑の少年団23名と交流を行いました。当日は公園内の除草や河津桜の手入れなどを高校生と小学生が一緒になって行い、互いの親睦を深めました。この活動は学校法人沼津学園による復興支援活動の一環として実施されており、広野町と沼津学園の交流は今回で14回目となります。高校生の来訪にあたり、遠藤町長は「『沼津の杜公園』の日本一早く咲く河津桜が大きく成長し、綺麗な花を咲かせ、多くの町民の皆さんの憩いの場となるよう、引き続き大切に育てていきます。」と挨拶しました。
広野町環境審議会を開催
広野町では、令和4年9月に制定した「広野町環境基本条例」に基づき、町の豊かな環境を持続的に守るため、具体的な施策や町全体としての取り組みを示す「広野町環境基本計画」を新たなに策定します。計画の策定にあたっては「広野町環境審議会」を設置し、環境の保全や創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項の調査や審議を行います。9月25日(月曜日)、第1回広野町環境審議会が開催され、遠藤町長が委員12名に委嘱状を交付し、会長に早稲田大学環境総合研究センターの永井祐二氏、副会長に広野町公害対策審議会の秋田英博氏が選任されました。審議会では今後、令和6年度中の計画策定に向けて会合を重ねていく予定です。
ヤマト運輸株式会社との包括連携協定締結式
広野町とヤマト運輸株式会社は9月25日(月曜日)、住民サービスの向上を目的とした包括連携協定を締結しました。この協定は町とヤマト運輸がそれぞれ保有する人的・物的資源を有効に活用し、災害対策や観光振興、高齢者支援や地域の安心・安全等に関して連携することで、地域活性化及び住民サービスの向上などを図るために締結するものです。締結式には、同社福島主管の石山美香支店長らが出席し、石山支店長と遠藤町長が協定書にサインしました。締結にあたり遠藤町長が「相互の資源を活用して包括的な連携を図り、福島復興の大きな力にしていきたい。」と挨拶しました。
令和5年度広野町消防団婦人消防隊秋季検閲式
広野町消防団婦人消防隊秋季検閲式が9月24日(日曜日)、広野町総合グラウンドで行われ、団員らが防災と防火への誓いを新たにしました。検閲式には団員と婦人消防隊員、株式会社JERA広野火力発電所自衛消防隊員を合わせて約80人が参加し、通常点検や機械器具点検、小隊訓練などを行いました。遠藤町長は訓辞で「消防団は住民の生命財産を災害から守り、ふる里広野町の復興の礎となるものです。近年発生している自然災害の猛威に対して、消防の重要性をあらためて認識し、町民の信頼に応えるべく団員、隊員が一丸となって取り組んでほしい。」と挨拶しました。
土屋復興大臣が就任挨拶
土屋品子復興大臣が9月20日(水曜日)、就任後初めて広野町を訪れ、町役場で遠藤町長と面会しました。就任挨拶には土屋復興大臣、高木副大臣、平木副大臣らが出席し、土屋大臣は「復興大臣として、現場の声を聞き、肌で感じながら被災地に寄り添っていきたい。震災から12年が経過しても被災地には解決しなければならない重要な課題があります。きめ細かい支援を通じて復興の総仕上げに全力で取り組んでいきます。」と挨拶しました。遠藤町長は「広野町は9割の住民帰還を成し得た“原子力災害からの共生のまち”として、今後も被災地の新たな展望に向けて全力で復興を前進させていきます。」と述べました。
第70回福島県消防協会双葉支部幹部大会が開催
第70回福島県消防協会双葉支部幹部大会が9月10日(日曜日)、広野町中央体育館で開催され、「地域防災の中核として消防の使命達成に邁進する」との大会宣言を採択しました。大会には双葉郡8町村の消防団幹部や来賓ら約300名が出席し、震災で犠牲となった殉職消防団に黙とうをささげた後、小薬支部長(楢葉町消防団長)、遠藤町長が挨拶し、関根相双地方振興局長らが祝辞を述べました。支部表彰では、消防活動に尽力した消防団員へ表彰状が贈呈され、受賞者を代表して広野町消防団の小松和真分団長が謝辞を述べました。
市町村対抗福島県軟式野球大会結団式
9月7日(木曜日)広野町公民館で第17回市町村対抗福島県軟式野球大会に出場する広野町代表チームが結団式を行い、大会に向けて選手たちは決意を新たにし、広野町長から出場する選手に町旗が手渡され激励されました。選手宣誓では松本祐輔主将が「これまでの練習の成果を十分に発揮し全力でプレーします」と誓いました。
令和5年度広野町敬老会を開催
令和5年度広野町敬老会が9月6日(水曜日)広野町中央体育館で開催され、遠藤町長、渡辺純福島民報社南双葉支局長がご長寿を祝い祝辞を述べました。当日は悪天候ながらも約60名の方々が出席され、結婚50周年を迎えられた金婚ご夫婦10組の皆様へ広野町と福島民報社より表彰状と記念品が贈呈されました。また広野町の最高年齢者には広野町社会福祉協議会副会長、広野町老人クラブ連合会会長からそれぞれ記念品を贈呈したほか、85歳以上の方244名へ広野町社会福祉協議会より記念品が贈呈されました。
沼津学園桐陽高校で講演会
9月4日(月曜日)遠藤町長が静岡県沼津市にある沼津学園桐陽高校で講演会を行いました。当日は、遠藤町長が広野町の現状と復興の歩み、創生へ向けた取り組みを説明しました。
沼津学園は震災以降ボランティア活動を通し被災地活動を行ってきました。仮設住宅で広野町民との交流がきっかけとなりこれまで町に河津桜を200本植樹するなど毎年交流を図っています。
純真学園大学新井教授との意見交換
福岡県福岡市の純真学園大学が9月1日(金曜日)、広野町役場を訪れ、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う処理水の海洋放出について遠藤町長と意見交換を行いました。広野町と純真学園大学は平成29年1月に「放射線物質の測定と人体・環境への影響調査、連携協力に関する協定」を締結しており、今回は本大学の保健医療学部放射線技術科の新井正一教授と学生2名が来訪されました。新井教授は「放出が始まったことで、科学的な根拠と正しい理解が求められる。」と主張し、遠藤町長は「廃炉を進めるためにも、処理水放出は避けては通れない。安全性の確保と科学的根拠に基づく風評対策を万全に講じていきたい。」と語りました。
ふたば未来中・高バドミントン、レスリング部優勝報告
9月1日(金曜日)ふたば未来学園中・高のバドミントン部とレスリング部の生徒が役場を訪れ全国大会などでの活躍を報告しました。バドミントン部の全国高校総体では男子が団体優勝、女子はダブルスで優勝を果たし、全国中学校バドミントン大会では男女ともに団体優勝を果たしました。また、レスリング部は阿久津こはるさん(中学3年)がU17世界選手権で優勝をするなど素晴らしい成績を残しました。報告を受けた後、遠藤町長から代表生徒に賞状を贈り生徒たちを労いました。
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