令和7年3月7日メッセージ(一般経過報告)

ページ番号1004933  更新日 2025年3月10日

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令和7年第1回広野町議会定例会 一般経過報告(原文のまま)

 本定例会に提出しました議案を審議いただくに当たり、令和6年第4回定例会以降における町政の経過をご報告申し上げます。

 

はじめに、総務課であります。
1月10日、中央体育館において、令和7年新春交歓会を開催しました。交歓会では、各種団体代表者130名の方々ご臨席のもと、坂本 竜太郎 衆議院議員、斎藤 祐喜 衆議院議員、森 まさこ 参議院議員 をはじめ、 志田 文毅 福島復興局長 、橋本 徹 福島県議会議員、佐々木 恵寿 福島県議会議員、関根 昌典 福島県相双地方振興局長、渡邉 正俊 広野町議会議長からご祝辞を賜わり、新年の挨拶を交わしました。
2月1日、東京グリーンパレスホテルにおいて、令和7年ふるさと福島広野会を、 鈴木 晶 福島県東京事務所長、渡邉 議長 をはじめ町議会議員ご臨席のもと開催しました。会議の中では町の観光の取り組み、特産品等について説明し、今後において 、本会のメンバーと連携し、町の情報発信、PR活動を精力的に行ってまいります。
2月9日から14日まで、米国ワシントンDCを訪問し、世界銀行本部、米国環境法研究所、ジョージ・メイソン大学、ジョージタウン大学、日本大使館において講演等を行い、米国で働く日本人や米国の研究者や学生に向け、広野町の復興の道のりや防災に強いまちづくり、住民帰還の促進や災害対応の教訓など、震災・事故からの復興に向けた広野町の取り組みなどについて講演しました。

 

次に復興企画課です。
12月17日、広野こども園において、本年度1回目となるISAA(いわきスポーツアスレチックアカデミー)を実施しました。本事業は、いわきFCが提供するプログラムにより、遊びを通じて体力を養いながら、楽しく運動スキルを学ぶことを目的としています。今回は35名の園児が参加し、投げる・ つかむといった基本的な体の動かし方を学びました。本年度は小学生向けを含め、計9回の実施を予定しています。
12月17日、二地域居住アーティスト・イン・レジデンス事業を開始しました。3名のアーティストが居住地と広野町を複数回行き来しながら、アート作品を制作いたします。本事業は、アーティストの移住・定住促進や地域の魅力向上を期待するもので、成果報告会を3月16日に開催する予 定です。
1月12日、二ツ沼総合公園パークゴルフ場において、新春初打ちパークゴルフ大会が約140名の参加のもと開催されました。新年の門出を祝う晴れやかな空のもと、参加者の皆様と親睦を深めました。
1月22日、輿水恵一復興副大臣が二ツ沼総合公園内のトロピカルフルーツミュージアム を訪れ、広野産バナナ「綺麗」の栽培状況を視察されました。栽培ハウスでは、バナナ及び加工品の開発・販売の取り組みや地下水をくみ上げ地上との温度差を利用した熱交換によって、加温設備の省エネ化、CO2の排出削減への取り組み状況を紹介しました。
1月26日、第15回ふくしま学(楽)会が、県立ふたば未来学園 中学校・高等学校 を会場に開催されました。原発事故の教訓を踏まえ、地域課題の解決や社会問題として広く対話による議論を行うため、大学などの専門家や国、県、市町村などの行政機関、学生などのステークホルダーが、相手の立場を理解し公平性・公正性に配慮しながら議論を行いました。会場には約70名が参加、リモートでは32名が参加しました。
2月1日、町内において、いわきFCと広野町の共同による「ひろのめぐりスタンプラリー」を開始しました。本事業は、いわき FCとのサッカーを活用した地 域活性化を目的とし、町内の22事業所にご協力をいただき、町民の皆様をはじめ、いわきFCのサポーターなど、多くの方にご参加いただいています。本事業は3月21日まで実施いたします。
2月17日、大学生向けの春季インターンシップを開始しました。本事業は、町内企業が抱える課題の解決を図るとともに、大学生との交流を通じた地域活性化を目的としており、今期は7名の大学生が、町内の4事業所で約1か月間インターンとして活動いたします。成果報告会は3月17日に開催する予定です。
2月27 日、広野町公民館において、「広野町再生可能エネルギー導入事業説明会」を開催しました。町はこれまで、 令和3 年に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、 令和4年には「広野町ゼロカーボンビジョン」を策定し、ゼロカーボンシティに向けた目標や基本方針の整理を行ってきました。説明会では、「民間資金を活用した公共施設等への再生可能エネルギー設備導入事業」のほか、令和10年度までに町として取り組む内容等について説明しました。

 

次に健康福祉課です。
12月25日、民間活力とアイディアを積極的に導入し、地域のつながりや交流・助け合 いの輪の拡大が伴う「福祉のまち」を推進することを目的に、広野町と株式会社ルネサンスとの福祉及び健康施策の推進に関する協定を締結しました。
2月14日 、住民税非課税世帯等に対する物価高騰対応重点支援給付金及び物価高騰対応低所得者世帯緊急補助金の支給のお知らせを対象者へ発送しました。支給の辞退の申し出がないことを確認し、3月4日、給付金の振込を行いました。国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険 においては、「「第2期復興・創生期間」以降における東日本大震災からの復興の基本方針」を踏まえた令和7年2月20日付け通知に基づき、一部負担金の免除を令和7年3月31日で終了することとなりました。

 

次にこども家庭課です。
2月7日、広野こども園において、保育・給食参観を実施しました。保護者の皆様には、園児の遊びや活動の様子をご覧いただくと共に、園児が普段食べている給食についても試食していただきました。
2月15日、南相馬市において福島県保育所・認定こども園協議会相双支部の保育研究大会が開催され、広野こども園教諭が、「家庭や地域との連携による食育の推進」と題し、年間を通し実践した園児たちとの食育活動について研究成果 の発表を行いました。
2月19日、広野こども園において、仮入園、保護者説明会を実施しました。令和7年度の入園予定者は、3月1日現在で91 名となっています。
3月6日、令和6年度物価高騰対策重点支援給付金を受給した世帯のうち、 18 歳以下の児童が属する世帯に対して、児童1人当たり2万円の「こども加算給付金」の支給を開始しました。今後は、申請により新たに支給対象となった世帯について、随時支給 いたします。

 

次に環境防災課 です。
1月22日、広野町安心・安全ネットワーク会議を開催し、交通事故防止や防犯対策について会員企業に協力を求めました。
12月25日、1月22日、2月21日の3日間、広野町安心・安全ネットワーク会議立哨活動を国道6号役場前交差点等で実施し、ドライバーに安全運転への注意喚起を促しました。
1月19日、広野町総合グラウンドにおいて、令和7年広野町消防団・婦人消防隊出初め式を、坂本 竜太郎 衆議院議員、齋藤 裕喜 衆議院議員、森 まさこ 参議院議員をはじめ、多数のご来賓をお迎えして挙行いたしました。当日は、消防団、婦人消防隊、株式会社JERA(ジェラ)広野火力発電所自衛消防隊、総勢63名の参 加のもと、通常点検、機械器具点検及び団員表彰などを行い、式典終了後には、二ツ沼総合公園において放水訓練を行いました。式に先立ち、広野こども園児14名も参加した駅前通りのパレードでは、沿道で見守る多くの町民に、団員、隊員の 凜々しい姿を披露することができました。
2月13 日、午前11時13分、暴風警報(陸上)が発表され、災害に備え警戒配備体制を敷き、気象情報の収集、関係機関との連携し対応しました。午後0時9分に最大瞬間風速 22.2 メートルを記録しましたが、午後4時16分に暴風警報が解除され、警戒配備体制を解除しました。人的被害や施設等への被害は確認されませんでした。
2月7日、令和6年度福島県石油コンビナート総合防災訓練を株式会社JERA(ジェラ)広野火力発電所構内及び周辺海域を会場として実施しました。福島県沖を震源とするマグニチュード8.2の地震が発生し、広野町で震度6強を観測、津波による石油タンク等の火災やガス・重油等の漏洩を想定し、県や町、陸上及び海上の防災関係機関、事業所など、24団体、約300名が参加し、緊急時の対応力を向上させる貴重な機会となりました。

 

次に産業振興課です。
12月16日、広野小学校において、福島県森林環境交付金事業の一環として小学生を対象にした森林環境学習を実施しました。3年生の森林教室では、もりの案内人よりクイズを交え森と人との深い関係性を分かりやすく教えていただきました。6年生の木工教室では、金づちやネジ回しを使い、折りたたみ椅子を製作しました。小学生は、教室を通して、自然の恵みが自分たちの生活に関わっていることを学びました。
12月20日、復興支援のためご協力いただ いている団体等に対し、広野産特別栽培米コシヒカリ「とんぼのめがね米」の新米を送付して支援の感謝の意を届けるとともに、 復興の姿を報告しました。
1月25日、静岡県伊東市において開催された第 31 回伊東温泉めちゃくちゃ市に参加しました。風評被害払拭のため広野町産農産物のPR活動を実施し、多くの来場者に野菜、農産物加工品を購入いただきました。
2月9日、高倉水利組合、2月16日、大谷内地区中山間保全組合、2月23日、北迫川上流堰水利組合、 3月2日、亀ヶ崎水利組合 において、地元消防団の協力のもと、営農のための野焼きが実施されました。
2月13日、広野町商工会主催により、ハタゴイン福島広野において、広野町議会議員皆様の参加のもと、広野町商工会会員、広野町立地企業連絡協議会会員及び広野町認定農業者協議会会員が情報交換と交流を図ることを目的に関係者57名が参加し、異業種交流会が開催されました。各々の会員企業によるプレゼンテーションや自己紹介タイムが催されるなど、参加者の交流が図られました。

 

次に建設課です。
道路新設改良事業につきまして 、町道北釜・ 大谷地原線道路改良舗装工事につきましては、1月7日に全工程が完了し、同月15日に竣工検査を行い 、供用を開始しました 。町道田戸作線道路舗装工事につきましては、2月28日に全工程が完了し、3月10日に竣工検査を予定しております。町道中央台1号線道路改良舗装工事につきましては、2月3日に全工程が完了し、 同月10日に竣工検査を行いました。

 

次に学校教育課です。
12月18日、令和6年広野町子ども議会を午前の部、午後の部とし、各6名の子ども議員により開催しました。 本議会は、社会の問題を自分ごととして捉え、自ら考え、自ら判断し、行動していく主権者を育成するとともに、広野中学校生徒の夢のある幅広い意見・要望等を町政伸展の参考とすることを目的に実施しました。子ども議会は、昨年に引き続き7回目の開催となり、広野中学校3年生が、3年間取り組んだ「ふるさと創造学」の集大成として、 地域について学んできたことを通して気づいた、 町づくりについての課題や問題点を、子ども議員として意見を発表する貴重な実践学習の場となりました。子ども議員からは、 生活インフラの整備、自然・文化・観光資源情報発信、町民同士や来訪者との交流イベント企画による町の活性化、健康サポート・子育て支援・特産品の広報活動などを通した町の魅力の発信など、町民の安全や生活上の利便性の向上、移住政策の推進、人口増加対策などの多岐に渡る課題について真剣に向き合っていました。6月29日から2月16日まで、町営学習塾を8回実施しました。大学生延べ25名 、広野中学校及びふたば未来学園中学校生徒延べ112 名が参加し、大学生と交流しながら、基礎学力の向上や自身の進路実現を見据えて一生懸命学習に取り組みました。

 

次に生涯学習課です。
12月21日 と1月25日の2回にわたり、ふるさと創生大学において、「広野町の戊申戦争」と題して、いわき地域学会代表幹事 夏井 芳徳 先生による講義を実施しました。27名の受講者のもと、広野町をはじめ、浜通りでの戊辰戦争の実態について学びました。
12月26日、広野町青少年健全育成町民会議、青少年健全育成事業として「書道教室」を開催し、小学1年生から中学2年生までの9名の参加者は、新年の干支や季節に合わせた題目で、書初めの練習に取り組みました。
1月12日、「令和7年はたちを祝う会」を執り行い、齋藤 裕喜 衆議院議員 、星 北斗 参議院議員 、橋本 徹 福島県議会議員、佐々木 恵寿 福島県議会議員、渡邉 正俊 広野町議会議長をはじめ、多数のご来賓が見守る中、二十歳の門出を祝いました。25名が出席し、晴れやかな表情の中にも成人としての決意を胸に、新たな一歩を踏み出しました。
2月19日、広野小学校で「ひろの元気教室」の閉校式を行いました。小学4年生から6年生までの児童14名が、多目的教室や体育館などを使用して、体験学習をとおして、社会性や自主性、創造性を育むことを目的に、昨年5月から10ヶ月にわたり、計60回実施し、体験活動やスポーツ教室に取り組みました。3月1日、ふるさと創生大学において「心疾患の発症機構と先進治療」と題し、東京大学 医学部 付属病院 医学博士 瀧本英樹先生による講座を実施し、 17名の受講者のもと、心筋梗塞や心不全など心疾患の原因や予防方法について学びました。講義終了後は修了式を執り行い、受講生に修了証書を授与しました。令和6年度においては、「郷土の歴史」と「先進医療の研究」をテーマとして、9講座、12回の講義を実施し、延べ230名が受講しました。

さて、本定例会にご提案申し上げる案件は、

 

  • 条例案件 8 件
  • 補正予算案件 5 件
  • 令和7年度当初予算案件 6 件
  • その他案件 4 件

合計23件であります。


慎重なるご審議を 賜りますようお願い申し上げ、経過報告といたします。

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