令和6年3月7日メッセージ(一般経過報告)
令和6年第1回広野町議会定例会 一般経過報告(原文のまま)
本定例会に提出しました議案を審議いただくに当たり、令和5年 第4回定例会以降における町政の経過をご報告申し上げます。
はじめに、総務課であります。
1月6日、中央体育館において、令和6年新春交歓会を開催しました。交歓会では、各種団体代表者 140 名の方々ご臨席のもと、参議院議員 森 まさこ 様、同じく参議院議員 星 北斗 様、をはじめ、 福島復興局長 荒井 崇 様、福島県議会議員 橋本 徹 様、同じく 福島県議会議員 佐々木恵寿 様、福島県相双地方振興局長 関根 昌典 様、渡邉正俊 広野町議会議長からご祝辞を賜わり、感染症予防対策を講じて開催しました。合唱団めじろたちによる新春合唱を披露いただき、新春交歓会に花を添えていただきました。
1月 23 日、トヨタカローラいわき株式会社から車椅子3台をご寄贈いただきました。今回で2回目の寄贈となり、ご寄贈いただいた車 椅子は役場庁舎等の公共施設で使用します。
2月3日、東京グリーンパレスホテルにおいて、令和6年ふるさと福島広野会を、議長ご臨席のもと開催しました。移住定住の取り組みにかかる応援隊として、初めての参加者に対し移住定住推進員の委 嘱状を交付いたしました。会議の中では町の移住定住の取り組み、状況等について説明し、今後において、本会のメンバーと連携し、移住 希望者の情報収集とPR活動を精力的に行い、移住定住施策の推進を図ってまいります。
令和6年1月1日に発生した能登半島地震において、大規模災害時における「ふくしま災害時相互応援チーム」における相互応援等に 関する協定書第6条に基づき、福島県が調整を行い、対口支援団体が富山県氷見市と決定され、2月4日から10日までの7日間、生涯学 習課 坂本拓貴 主査、環境防災課 谷平涼 主事の2名を職員派遣 しました。2月16日、富山県氷見市への職員派遣報告会、意見交換会を職員40名参加のもと開催し、自然災害等に対する今後の備え等 の情報共有を図りました。
2月8日、故 猪狩新一郎 様への叙勲「旭日単光章」伝達式をご遺族同席のもと執り行いました。
2月26日、長崎県立大学佐世保校において、教員及び学生を対象に「福島復興・創生への災害に強いまちづくり」と題し、講演を行い、 福島第一原子力発電所の廃炉事業やALPS処理水の海洋放出、福島国際研究教育機構(F―REI)の取り組み等について、意見交換を行いました。
3月1日、ひろの未来館において、一般社団法人日本国際交流セン ター(JICE)主催のマレーシア若手政治関係者町内視察において、「福島復興・創生への災害に強いまちづくり」と題し、講演を行うとともに意見交換を行い、福島第一原子力発電所の廃炉事業やALP S処理水の海洋放出等の福島の現状と今後の展望について理解を深めました。意見交換後、呈茶体験やトロピカルフルーツミュージアムの視察を行いました。
次に復興企画課です。
1 月 12 日、第2回新産業創出等研究開発協議会(F-REI 協議会) が、平木 大作 復興副大臣、内堀雅雄 福島県知事、福島国際研究教育機構 山崎 光悦 理事長をはじめ、関係15市町村長、大学等研究機関の代表者ら約50名の出席者のもと開催されました。協議会ではF-REIにおける令和5年度の活動報告、令和6年度の事業計画の説明があり、出席者から速やかな事業の具現化、広域的な展望、生業再生、人材育成について、要望や意見交換が行われました。
1月14 日、新春初打ちパークゴルフ大会が南相馬市長 門馬和夫 様をゲストにお迎えし約150名の参加のもと、二ツ沼総合公園パー クゴルフ場で開催されました。新年の門出を祝う晴れやかな空のも と、参加者の皆様とパークゴルフによる親睦を深めました。
1月16日、あぶくま信用金庫様より企業版ふるさと納税贈呈式を あぶくま信用金庫 太田 福裕 理事長のご出席のもと実施いたしま した。広野町とあぶくま信用金庫様とは、平成28年度に地域密着総合連携協定を締結しており、企業版ふるさと納税によるご寄附は令和4年3月に続いて2回目となります。頂いたご寄附は、今後、まち づくり・賑わい創出事業の財源として活用していきます。同じく1月16日、「パナソニックホームズ株式会社と広野町との地方創生実現に向けた魅力向上と移住定住促進に関する連携協力協 定」の締結式が、パナソニックホームズ株式会社 日高 基比古 東日本分譲開発支社長の出席のもと開催いたしました。今後、駅東側に完成した住宅団地の生活利便性や付加価値を創出し、地方創生の実現 のため移住定住を推進していきます。
1月19日、「株式会社二光製作所と広野町との連携協力基本協定」の締結式が、株式会社二光製作所 坂口 吉昭 代表取締役、渡邉正俊 議会議長の出席のもと開催いたしました。御社は、駅東側第1期開発 地区の産業団地内に進出することを念頭に、地域経済の活性化、地元雇用の採用、人材育成を進め、福島イノベーションコースト構想にある技術革新から最新技術の実用化を目指していく考えであり、町として具現化に向け支援して参ります。
1月28日、第13回ふくしま学(楽)会が、県立ふたば未来学園中高一貫校を会場に開催されました。原発事故の教訓をしっかり踏まえ、地域課題の解決、社会問題として広く対話による議論を行うため、大学などの専門家や国、県、市町村などの行政機関、学生、魚業者な どのステークホルダーが、相手の立場を理解し、公平性・公正性に配慮しながら議論を行いました。会場には約70名が参加、リモートでは35名が参加しました。
2月23日、「環境動態評価を活かした町づくり」と題した F-REIフ ォーラムが、いわき芸術文化交流館アリオスで開催されました。F-REIの第5分野の研究では、原子力災害被災地の復興・再生の町づくりを進めるため、環境動態評価に関する研究で得られた科学的知見を風評被害払拭に活かし、住民が抱える課題解決に活用することを目指しています。今回のフォーラムでは、今後の方向性や人材育成の場づくり、地域に根差した取り組み状況など、報告がなされました。
2月26 日、喜美運送株式会社が東町産業団地に新たに建設した、広野物流センター東町倉庫の竣工式が開催されました。本倉庫は、東日本大震災・原子力事故後の相双地域の復興・創生を物流面で支える拠点として活用され、地元からも新たに人材を採用するなど、地域経済の活性化に繋がるものと期待しています。
3月3日、第3回南相馬市と広野町とのパークゴルフ交流会が、南相馬市東武パークゴルフ場を会場に南相馬市民と広野町民約150名の参加のもと開催されました。当日は天候にも恵まれ、両市町のパー クゴルフ愛好家による白熱したプレーが繰り広げられ、相互に親睦と交流が図られました。
3月4日、富士フィルム株式会社様からの企業版ふるさと納税贈呈式を富士フィルムワコーケミカル 鈴木 直明 代表取締役社長の ご出席のもと実施いたしました。富士フィルム株式会社様から立地企業の富士フィルムワコーケミカル株式会社を通じてご寄附を頂いたことになり、今後、教育関連事業の財源として活用していきます。 次に、町民税務課です。マイナンバーカード普及促進事業は、マイナンバーカード申請等の機会を増やすため、毎月1回日曜日の役場開庁、高齢者宅訪問に加え、申請業務委託によりスタッフを増員し対応しています。 総務省発表による令和6年1月31日現在、本町におけるマイナンバーカードの保有枚数は3,743枚であり、保有枚数率は80.1%、県平均は73.7%、全国平均は73.1%となっています。
次に健康福祉課です。
12月13日、住民税非課税世帯等に対する物価高騰対応重点支援給付金の支給のお知らせを対象者へ発送しました。支給の辞退の申し出がないことを確認し、1月9日、給付金の支給を開始しました。2月9日、住民税均等割のみ課税世帯に対する物価高騰対応重点支援給付金申請書を対象者へ発送しました。申請書受理後、内容を審査し、2月28日、給付金の支給を開始しました。国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療の保険税、保険料及び 一部負担金等の免除措置に対する国の財政支援については、令和3年3月9日に閣議決定された「「第2期復興・創生期間」以降におけ る東日本大震災からの復興の基本方針」を踏まえた令和4年4月8日付け通知に基づき、令和6年度から保険税・保険料の全額が賦課されます。一部負担金につきましては、上位所得層を除く被保険者は、 令和5年に引き続き免除されることとなります。これにより、3月1日からの医療機関等受診に支障がないよう、2月16日、一部負担金等免 除証明書を免除対象者に対し発送いたしました。
次にこども家庭課です。
1月26日、広野こども園において、保育・給食参観を実施しまし た。保護者の皆様には、園児の遊びや活動の様子をご覧いただくと共に、園児が普段食べている給食についても試食していただきました。 2月 21 日、広野こども園において、仮入園、保護者説明会を実施 しました。令和6年度の入園予定者は、3月1日現在、94 名となっています。2月26日、令和5年度物価高騰対策重点支援給付金を受給した住民税非課税世帯のうち、18歳以下の児童が属する世帯に対して、児童1人当たり5万円の「こども加算給付金」の支給を開始しました。住民税均等割のみ課税の子育て世帯については、今後申請いただき 随時支給していきます。
次に環境防災課です。
12月21日、1月24日、広野町安心・安全ネットワーク会議立哨活動を国道6号役場前交差点等で実施し、ドライバーに安全運転への注意喚起を促しました。
1月21日、広野町中央体育館において、令和6年広野町消防団・ 婦人消防隊出初め式を、議長をはじめ議員の皆様ご臨席のもと挙行いたしました。当日は、雨天のため式典前のパレード及び広野こども園児による防火宣言は中止となりましたが、消防団、婦人消防隊、株 式会社JERA(ジェラ)広野火力発電所自衛消防隊、総勢59名の参加のもと、消防団の厳格な規律や団結力を高め、町民の生命、財産 を守ることを念頭に通常点検を行いました。また、広野町、双葉地方広域市町村圏組合消防本部及び株式会社JERA(ジェラ)広野火力発電所の三者による「災害時における消防活動支援に関する協定」に基づき、本町消防行政に多大なる貢献をいただいております株式会社JERA(ジェラ)広野火力発電所自衛消防隊に対し、感謝状を贈呈いたしました。
1月21日、午後3時8分、大雨(土砂災害)警報が発表され、災 害に備え警戒配備体制を敷き、気象情報の収集、関係機関との連携・ 対応に取り組みました。午後 11 時 27 分、大雨警報が解除され、警 戒配備体制を解除しました。人的被害や施設等への被害はありませ んでした。
1月24日、広野町安心・安全ネットワーク会議を開催し、交通事 故防止や防犯対策について会員企業に協力を求めました。
1月25日、午後0時 26 分、暴風警報(陸上)が発表され、災害に 備え警戒配備体制を敷き、気象情報の収集、関係機関との連携・対応 に取り組みました。翌1月 26 日、午前0時 42 分、暴風警報が解除され、警戒配備体制を解除しました。人的被害や施設等への被害はありませんでした。
1月27日、消防団の後方支援を行う消防団機能別団員の研修会を実施しました。当日は、双葉地方広域市町村圏組合富岡消防署楢葉分署の協力のもと、礼式訓練や救命講習を実施し、機能別団員としての基礎と技能を学び、消防団との連携強化、地域防災力の向上に取り組 みました。
次に産業振興課です。
12月28日、町民並びに町内事業所に勤務している方を対象とした 「プレミアム付ひろの商品券」の販売を終了しました。販売総数は19,000セットとなり、本年度準備した商品券すべてが完売となりま した。平成28年度から始まりましたこの事業は令和6年度で終了となり、8年間において約18億円の経済効果を生み出しました。
1月27日、静岡県伊東市において開催された第30回伊東温泉めちゃくちゃ市に農産物生産者2名とともに参加しました。風評被害払拭のため広野町産農産物のPR活動を実施し、多くの来場者に野菜、農産物加工品を購入いただきました。
2月4日、亀ヶ崎水利組合、2月 18 日、大谷内中山間保全組合、 高倉水利組合において、地元消防団の協力のもと、一定のルールに基 づき、震災後5回目となる営農のための野焼きが実施されました。
2月5日、平木 大作 復興副大臣が来訪され、町内の新妻有機農園 で実証しているスマート農業の現状を視察されました。復興庁として農林水産省と連携し、農業再開や規模拡大、若手の就農者がチャレ ンジできる環境整備に取り組むとのお言葉を頂きました。
2月15日、広野町商工会及び広野町商工会工業部会主催により、 ハタゴイン福島広野において、広野町議会議員皆様の参加のもと、広野町商工会会員、広野町立地企業連絡協議会会員及び広野町認定農 業者協議会会員が情報交換と交流を図ることを目的に関係者60名が参加し、異業種交流会が開催されました。各々の会員企業によるプレ ゼンテーションや自己紹介タイムが催されるなど、参加者の交流が 図られました。
2月 25 日、広野町公民館において地域農業の持続的な振興を図る ため、福島県相双農林事務所双葉農業普及所職員を講師に招き、コロナ禍の影響により3年ぶりとなる「第6回野菜づくりの勉強会」を 開催しました。認定農家、直売所等に出荷している生産者及び家庭菜 園を営む方など21名が参加し、土づくりや堆肥の与え方など基本的 な野菜づくりを学びました。
次に建設課です。
道路新設改良事業について、町道北釜・大谷地原線は、令和 5 年12 月 21 日に令和6年度分の工事が完了し供用を開始しました。 町道萱平線は、河川測量設計成果により農業用水路取水口の位置に変更が生じたことから設計業務を追加し年度内の業務完了予定としています。 町道田戸作線は、現地精査の結果、支持地盤の改良工事が生じましたが年度内の工事完了予定としています。 橋梁維持事業について、牛道橋は、現地調査の結果、橋の主要部材 において損傷の進行が確認されたことから詳細調査を実施し年度内の業務完了予定となっています。 林道補修事業について、林道鍋塚線は、大雨により道路が崩落しておりましたが補修工事が完了し供用を開始しました。 次に学校教育課です。 12 月 20 日、令和5年広野町子ども議会を開催しました。本議会は、社会の問題を自分の問題として捉え、自ら考え、自ら判断し、行動していく主権者を育成していくこと、並びに、広野中学校生徒の夢のある幅広い意見・要望等を町政伸展の参考とすることを目的に実施しました。
子ども議会は、令和5年に引き続き、6回目の開催となり、広野中学校3年生が、「ふるさと創造学」の3年間の取り組みの集大成として、 地域について学んできたことを通して気づいた、町づくりについて の課題や問題点を、子ども議員として日常生活上の気付きから、異文 化理解、町民の安全や生活上の利便性の向上、地域貢献について考え、 質問、意見を発表する貴重な実践学習の場となりました。 6月24日から2月18日まで、町営学習塾を8回実施しました。 大学生延べ18人、広野中学校及びふたば未来学園中学校生徒延べ88人が参加し、大学生と交流しながら、基礎学力の向上や自身の進 路実現を見据えて一生懸命学習に取り組みました。
次に生涯学習課です。
12月23日、広野町青少年健全育成町民会議、青少年健全育成事業 として「書道教室」を開催し、小学1年生から4年生までの8名の参加者は、新年の干支や季節に合わせた題目で書初めの練習に取り組みました。
1月7日、「令和6年はたちを祝う会」を執り行い、福島県議会議 員 橋本徹 様、佐々木 恵寿 様 並びに広野町議会議長をはじめ、多数のご来賓が見守る中、二十歳の門出を祝いました。14名が出席し、 晴れやかな表情の中にも成人としての決意を胸に新たな一歩を踏み 出しました。
1月13日、ふるさと創生大学において「脱炭素社会をめざしてい ま私たちにできること」と題し、株式会社NHKエンタープライズ第1制作センター社会情報部エグゼクティブ・プロデューサー 堅達 京子 氏による講座を実施しました。40名が聴講し、深刻化する環境 問題への意識を高めました。
1月 27 日、ふるさと創生大学において「食育『生活習慣病予防の ための食べ方』減塩について」と題し、いわき短期大学幼児教育科、 高木 三起子 氏による小児期からの栄養と食生活について講座を実 施し、5名の参加者は食育の基本的な知識を学びました。
2月10日、広野町文化交流施設ひろの未来館において、令和6年度最後となる広野町ふるさと創生大学を開催しました。「あそびから育つ 乳幼児の言葉と心と体」と題し、いわき短期大学幼児教育科、佐野 法子 氏による講座を実施し、10名の参加者は子どもの発達にかかる 「あそび」を通した育児の必要性と重要性について学びました。講義終了後は修了式を執り行い、受講生に修了証書を授与しました。テーマ別の「ゼミ方式」を導入し、一部の講義は座学のほかにフ ィールドワークを取り入れ、主体的に学習を進めて行くという考えのもと、6講座、11回の講義を実施し、延べ110人が受講しました。 2月17日、広野町青少年健全育成町民会議、青少年健全育成事業 として「自衛隊による防災教室」を開催し、小学3年生から中学2年生までの3名を含む、親子5名が参加しました。訓練では、災害時に役立つ知識や対処方法について実技を交えて教わるとともに、自衛 隊車両や装備品の役割に関する説明を受け、日頃からの準備や、命を 守る行動を実践的に学ぶことが重要であることを学びました。2月28日、広野小学校で「ひろの元気教室」の閉校式を行いました。小学4年生から6年生までの児童19名が、多目的教室や体育館などを使用して、社会性や自主性、創造性を育むことを目的に、令和5年4月から11 ヶ月にわたり、計90回実施し、体験活動やスポーツ教室に取り組みました。
さて、本定例会にご提案申し上げる案件は、・条例案件 4件・補正予算案件 7件・令和6年度当初予算案件 6件・その他案件 5件、合計22件であります。 慎重なるご審議賜りますようお願い申し上げ、本議会招集のご挨 拶と経過報告といたします。
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