平成26年12月11日 町長メッセージ(町長町政経過報告)

ページ番号1002065  更新日 2022年2月10日

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平成26年第4回広野町議会定例会 町長町政経過報告(抜すい)

総務課

福島県知事選挙については、10月9日告示、26日投開票で執行されました。多くの町民の皆さまが県内外へ避難を続けているなか啓発活動に努め、投票率は、前回を5.17ポイント上回り、54.54パーセントとなりました。
双葉郡内で初めて完成した災害公営住宅・広野原団地への入居は10月22日から開始し、現在31世帯が入居手続きを済ませております。

復興企画課

災害公営住宅整備事業につきましては、9月末を持ちまして建築本体工事が完成しました。
毎年恒例の「ひろの童謡まつり」ですが、10月12日に第20回となる音楽祭が広野中学校体育館にて開催されました。当日は約1,000人の方々が来場され、20回を記念し応募した童謡作詩コンクールの優秀賞曲など、たくさんの童謡、唱歌が披露されました。また、本町の広野童謡大使の眞理ヨシコさんが福島県教育復興大使として県の杉教育長より任命書の授与を受けられました。
10月20日には、当町の復興計画において復興ゾーンとして位置付けられている広野駅東側地区に新たに産業団地を整備し、各種事業所や研究機関等の誘致を進め、双葉地域の復興の拠点としての役割を果たす広野駅東側第一期開発整備事業の起工式を挙行いたしました。
住民の帰町を促進し生活再建を図るべく商業施設の整備に着手してまいりました。その結果、10月27日にイオンリテール株式会社東北カンパニーと、広野町の活性化、住民サービスの向上等に向けて相互の連携を強化するための協定を締結いたしました。公設商業施設の整備を行うに当たり、町商工会の方々に対しまして、11月17日に事業内容の説明を行い、複合商業施設への出店協力をお願い致しました。
「ふくしま広野町メガソーラー発電所」の折木字南沢地区内への立地に向けて、NECキャピタルソリューション株式会社と11月26日に新たな次世代のエネルギーのあり方、再生可能エネルギーの取り組みを通し、東日本大震災からの復興、地域経済社会の再構築および発展に貢献する目的を持って連携協力基本協定を締結いたしました。
広野駅東側開発整備事業について、10月17日に公募プロポーザル方式による1回目の第一期開発事業予定者を選定し、テナント事業用地には東京都の清水建設株式会社が、事業用地には広野町の株式会社大和田測量設計が進出することとなりました。12月3日には、事業者ごとに事業推進に関する協定を締結し、本格的な開発事業者として平成28年度の開所を目指し事業を進めることとなりました。
12月7日に「国際交流フェスタin広野」を公民館において開催しました。会場には約200人の来場者があり、国際協力機構(JICA)などの協力により青年海外協力隊経験者の体験談報告、留学生によるマダガスカル民謡披露、セネガルおよびジンバブエの郷土料理を通じ国際理解を深めました。

町民保健課

7月に実施した総合検診の未受診者を対象とした総合検診を10月5日の日曜日、保健センターにおいて実施し、約100人の方が受診されました。
10月31日に保健センターにおいて、乳幼児の保護者を対象とした少人数による健康不安に関する意見交換会を行いました。
11月8日、ひろの秋祭りの一環として広野小学校体育館において、春風亭一朝師匠一行を迎えて、「ひろの寄席 笑って健康づくり」を実施しました。
避難生活による運動不足の解消のきっかけづくりとして、11月29日、総合グラウンドをスタート・ゴールに東日本大震災後初となる第12回ひろの健康ウォークを開催しました。

福祉介護課

9月21日、平成26年度広野町敬老会を広野小学校体育館において開催し、約200人の方にご出席いただきました。
10月17日には、隔年で開催しております「広野町戦没者追悼式」を開催し、ご遺族ならびにご来賓参列の下、戦没者のご冥福と恒久平和の確立をお誓いいたしました。
10月18日には、保育所単独での運動会を震災後初めて園庭において開催いたしました。

環境防災課

「秋の全国交通安全運動」期間中の9月22日、双葉警察署及び富岡地区交通安全協会広野分会の皆様のご協力をいただき、旧アイアイ前で「ふれあいキャンペーン」を実施し、帰宅時間帯のドライバーに交通安全の呼びかけをいたしました。また、交通安全運動期間中は、役場前の国道沿いで朝の街頭啓発を併せて行いました。
10月1日には、町、地元企業及び震災復興、除染業務に当たる事業者などで構成する「広野町安心・安全ネットワーク会議」を設立し、誰もが安心して暮らせる犯罪のない安全なまちづくりを実現するため、定期的に情報の共有や意見交換を行うことといたしました。
10月5日、広野小学校校庭において、多くの来賓のご臨席をいただき、消防団、婦人消防隊なら並びに東京電力広野火力発電所自衛消防隊の参加の下、「秋季検閲式」を開催いたしました。また、当日は検閲式に先立ち、雨天のため順延となっておりました「民報金ばれん」受賞記念パレードも合わせて実施し、沿道から温かい大きな声援を受けたところであります。
「津波防災の日」である11月5日、全国的に実施された緊急地震速報の訓練を活用いたしまして、町として初めての津波防災訓練を実施いたしました。

除染対策課

広野町除染実施計画に基づき町が実施している除染事業について、第三者機関である広野町除染等に関する検証委員会により様々な視点での検証を実施しており、1月に答申される予定となっております。
また、町民の「幸せな帰町・復興」を実現していくため、放射線による健康への影響や生活環境上の不安等に関する相談窓口となる「広野町放射線相談室」を11月1日付けで広野町役場児童図書室内に設置いたしました。
広野駅東側第一期整備地区の除染業務につきましては、10月24日に完了いたしました。
除染事業などにより仮置きされている除去土壌等の中間貯蔵施設への輸送に係る第1回「中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送に係る連絡調整会議」が11月12日に開催されました。

産業振興課

農政分野につきましては、9月17日に安倍総理、望月環境大臣、竹下復興大臣が広野町に来町され、営農再開2年目の作付け状況の説明を申し上げ、収穫状況を視察いただきました。
営農再開2年目となりました平成26年度のコメの収穫量につきましては、天候にも恵まれ26,211袋、約790トンの収量になり、今年度の全量全袋検査結果についても全て基準値内となり、安心安全が確保されたところです。
11月8日には、農業団体・商業団体などの協力をいただきひろの秋祭りを開催するとともに、広野町のイメージキャラクター「ひろぼー」のお披露目を行い、来場いただきました皆さまより温かく迎えていただきました。11月15日、16日の2日にわたり、三郷市産業フェスタに参加し、2日間で約1,200人の三郷市民の皆様につきたて餅を配布し、これまでの支援に対する感謝と、広野産米のPRを行いました。
商工分野については、津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金事業に広野工業団地の1事業所が採択され、新たな設備投資に伴う地域経済の活性化と雇用の創出が見込めるものと考えております。

建設課

町道小松・南山線、小松橋橋梁整備工事につきましては、広野火力発電所六号機分の電源立地地域対策交付金を活用した事業で、県道上戸渡・広野線といわき・浪江線を結ぶ上浅見川小松・南山地区の重要な生活道路であり、一般車両、歩行者の安全及び災害時の緊急車両の通行を確保するとともに、利用者と地域の利便性の向上を図る目的のもと、平成25年度より工事を進め、11月3日に一部供用を開始いたしました。

学校教育課

広野町中学生海外教育交流派遣事業につきましては、13年ぶりに再開し、「第24回日米草の根交流サミット2014サンディエゴ大会」に、広野中学校の生徒が招待されたことから、中学3年生14人、引率として高橋中学校長ほか3人を派遣いたしました。
12月1日現在の幼・小・中学校などの就学状況でありますが、広野小学校は94人、広野中学校は51人、広野幼稚園は40人、合計185人の児童生徒が就園就学いたしており、幼稚園の生活発表会、小学校の学習発表会や校外学習、中学校の広蛍祭など、本来の学校行事を実施し、震災前とほぼ変わりのない教育活動となっております。
広野中学校の生徒たちの学習環境を整えるため、9月8日に生徒たちとの懇談会を、9月9日には教職員との懇談会を、10月30日には保護者との懇談会をそれぞれ開催し、学習環境についての率直な意見・要望をお聞きました。
中高一貫校「ふたば未来学園高等学校」の設置される中学校の土地・建物などの施設貸与に係る福島県教育委員会との事前協定につきましては、9月30日付で締結し、仮設寄宿舎となります給食センター北側の町有地につきましても10月1日付で使用貸借契約を締結しました。

生涯学習課・公民館

第8回市町村対抗福島県軟式野球大会が開催され、広野町は9月15日に田村市と対戦し、健闘及ばず1対3で一回戦敗退という結果となりました。今年が初開催となりました、市町村対抗福島県ソフトボール大会が10月18日に相馬市で開催され、広野町は石川町と対戦し健闘及ばず2対4で一回戦敗退という結果となりました。
11月8日・9日、「ひろの秋祭り」の一環として公民館および広野小学校体育館において文化展を開催いたしました。
第26回市町村対抗福島県縦断駅伝競争大会(ふくしま駅伝)は、11月16日に白河市総合運動公園陸上競技場をスタート、福島県庁をゴールとし、16区間95.1キロメートルで開催されました。広野町も長引く避難の影響により選手の確保が難しい中、2年ぶりに全区間でのエントリーが実現し、全員が無事完走することができました。
11月29日には、第1回広野“ふる里ふれあい”マラソンを第12回ひろの健康ウォークと同時開催し、初の試みとなるリレーマラソンの部と親子で走るファミリーランの部に多くの参加をいただきました。
また、同日に公益財団法人日本オリンピック委員会が主催する東日本大震災復興支援・JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクト「オリンピックデー・フェスタin広野」が開催され、広野小学校の児童・保護者の方々が、日本を代表する5人のトップアスリートと運動会で楽しく過ごしました。

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