平成26年9月16日 町長メッセージ(町長町政経過報告)

ページ番号1002060  更新日 2022年2月10日

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平成26年第3回広野町議会定例会 町長町政経過報告(抜すい)

総務課

6月30日および7月16日に入札を執行し、その後臨時議会の承認を経て、大平団地、虻木団地及び桜田住宅等の修繕工事に着工いたしました。
7月22日に開催された災害公営住宅名称選考委員会において、当町に建設している災害公営住宅の名称が、「広野原団地」に決定いたしました。災害公営住宅への入居につきましては、10月中の鍵の引き渡しなどについて調整しているところであります。

復興企画課

災害公営住宅整備事業につきましては、一工区のRC造四棟の内、敷地北側の2DK8戸2棟より建設を進めており、進捗状況は、外部、内部仕上工事が完了し、外部階段、スロープ工事を実施しております。また、2DK12戸と3DK10戸は、躯体工事が完了し、外部、内部仕上工事を実施しております。8月末での進捗率は95パーセントとなっております。二工区の戸建住宅10棟は、浄化槽工事が完了し、現在は畳工事を実施しております。8月末での進捗率は95パーセントとなっております。今後は、9月末の完成を目指し工事を進めてまいります。
次に、JR久保田こ道橋新設事業につきましては、本定例会に上程させていただいております事業費の精算による変更協定をもって完成とさせていただく予定となっております(*9月17日に議決されました。)。
さらに、広野駅の東側と西側を結ぶJR自由通路新設事業につきましては、広野駅東口と西口広場の基本計画を策定し、JR水戸支社との設計協議を進め、早期の完成に向け協定の締結を図っていきたいと考えております。
6月15日には、議会の皆様のご臨席を賜り、海外の研究者とともに幸せな帰町に向けた環境について考えようと国際シンポジウムが開催されました。当日は、中山東京大学教授の基調講演に続き、海外の研究者から避難者の帰還状況や町への提言が発表され、町民からなるパネリストより帰町に向けた提案や意見が発表されました。最後に、家族の中で意見を交わす、町民同士が素直に話をする、町民と行政が本音で話をすることが重要などの広野からのメッセージが読み上げられました。
7月5日には、二ツ沼総合公園内において、震災後初めての花いっぱい運動が実施され、参加した町民が三か所に分かれ、サルビア、マリーゴールド9000本の苗木が植えられました。
8月28日には、ふくしま産業復興企業立地補助金を活用したエム・デー・ビー株式会社「ふくしまデジタル・コンテンツ・センタ」が広野駅東側開発整備区域の立地企業の第1号として開所いたしました。
なお、駅東側開発整備事業は現在公募プロポーザルの手続きを行っており、10月に開発事業予定者を公表いたします。

町民保健課

7月3日には震災以降休診となっていた新妻歯科医院が週1日の診療を再開することとなりました。これにより町内の医療機関は1病院・1診療所・1歯科診療所となり、徐々に医療体制が整ってきているところであります。
7月16日に福島県知事、7月17日に厚生労働大臣に対して本町内の医療機関の機能強化支援及び医師、看護師不足に対する支援を求め「確実な医療体制の確保に関する要望書」を提出してまいりました。
7月15日から19日までの5日間、総合検診を行い約700人の方が受診されました。また、10月5日、日曜日に検診日を設け、未受診である方に対して受診を呼びかけてまいります。
8月27日、福島県が主催する平成26年度福島県地域医療体験研修に参加する福島県立医科大学や山形大学などの医学生8人と大学教授ほか7人が本町を訪れました
8月29日、双葉地方町村長会議において、双葉郡医療体制検討委員会による「双葉郡における医療体制等に係る中間報告書」が報告され、双葉郡立診療所をいわき市好間と勿来に整備する復興公営住宅内に設置することが決定いたしました。

環境防災課

6月29日、町中央体育館において、県下一優れた消防団を称える「民報金ばれん」の受賞報告会を町ならびに消防団共催のもと、町議会議員のみなさまをはじめ、来賓多数のご臨席を賜り実施いたしました。
また、当日予定しておりました受賞記念パレードは、あいにくの悪天候で中止となりましたが、10月5日に予定しております秋季検閲に先立ち、改めてパレードを実施したいと考えております。
7月17日24時をもって、町内における交通死亡事故ゼロ3000日を達成いたしました。翌18日には町役場で知事表彰の伝達式が執り行われ、富岡地区交通安全協会広野分会のみなさま、ならびに双葉警察署長の立ち会いのもと表彰を受けました。
国道6号線などの帰還困難区域の特例通過交通制度については、当該区間の環境省による除染作業ならびに国土交通省および福島県による道路補修作業などが完了し、9月15日午前0時より通行証の所持・確認を要せずに通過できるようになりました。

除染対策課

広野町除染実施計画に基づき、その目標達成のため除染事業を着実に展開しているところでありますが、7月14日に広野駅東側第一期整備地区の約6.1ヘクタールの除染業務について、地元業者で組織する広野町復興事業協同組合と業務委託契約を締結いたしたところであります。
また、除染事業の進捗に伴い、除染廃棄物の仮置場スペースに不足が見込まれ、新たな仮置き場整備に向けた取り組みを行ってまいりましたが、7月23日にその造成工事に向けた工事請負契約を締結いたしたところであります。
広野町除染等に関する検証委員会は、今日まで三回の会議を行い町などが実施してきた各種調査データの検討を行っており、今後は委員会としての検証報告の取りまとめを行ってまいります。

産業振興課

営農再開2年目の水稲作付けにつきましては、作付け水田の全筆調査を行い、作付け農家132戸、作付面積154ヘクタールを確認いたしました。あぜ道相談会においては、水稲の生育確認を行うとともに、病害虫防除対策などについて説明をおこないました。
しかし、イノシシの被害も発生しているため、昨年に引き続きイノシシ用電気柵の貸与を行い、作付された水田の被害防止対策を行いました。
また、農家を対象としたほ場整備事業の説明会を6月14日に開催し、新たな交付金事業による事業内容の説明を行うとともに、ほ場整備を希望する地区説明会を行い、事業要望箇所の集約をおこないました。
また、震災・原子力災害により被災した事業者の要望により、中小企業基盤整備機構の制度により整備され、町に無償譲渡されました仮設宿泊施設について、双葉郡の作業員宿泊施設不足の解消ならびに双葉郡の復興を目指し、事業再開に向け準備を進めておりました被災事業者に議会の同意を経て貸付をおこないました。
観光分野におきましては、7月29日、イメージキャラクター選考委員会を開催し、応募総数83点から「ひろぼー」が選出されました。今後、広野町の魅力をアピールするため、イラストやキャラクターとして町のPRに活用してまいります。
8月9日に広野町サマーフェスティバル2014を広野駅南駐車場を会場に開催し、森内閣府特命担当大臣、清水いわき市長およびハイスクールサミットin東北に参加の全国の高校生など5000人を超える方々のご来場をいただきました。

建設課

6月8日には、昨年に引き続き『せせらぎにぼくも魚もすきとおる』を推進標語としクリーンアップ作戦を折木川、浅見川、北迫川流域で実施いたしました。避難先から多くの町民や福島県、河川愛護団体関係者参加のもと、ふるさとの河川、海岸の清掃作業をしていただきましたことに対し、衷心より御礼を申し上げます。今後もふるさとの復興再生と河川環境の保全、きれいな町づくりに努めてまいります。

教育委員会

まず、英語教育の充実につきましては、今年度より幼・小・中通年でプログラムを組み、英語の履修時間を大幅に増設いたしました。さらに、リスニング力を高め身近なものとするため震災以降不在となっておりましたALT(語学指導助手)を招致し、中学校を中心に小学校、および幼稚園においても英語授業の補助をさせております。
広野小学生の学習支援事業としましては、小学校図書室を活用し、広野町放課後子ども教室を6月4日より始めました。4年生以上の希望者を対象とし、火・水・木曜日の午後3時から4時までの1時間、コーディネーターおよび指導員を配置して、宿題を初めとした学習活動を行っております。
また、広野中学生の学習支援事業でございますが、本年3月に引き続き、現役大学生を講師に迎えての町営学習塾を公民館において実施しております。広野中学生全学年の希望者を対象とし、基礎学力の向上から、高校受験を見据えてのメンタル面を含めた学習支援を、6月以降毎月2日間と、夏休み期間の8月に3日間実施しています。
8月9日、東日本大震災から3年と5か月が過ぎようとする中、全国各地に、離れ離れになってしまった児童・生徒の皆さんに、再会の機会を通し、友達、そして同級生の絆を深め、「まなびや」と広野の地に触れることで、広野町への郷土愛を育んでもらうため、広野小学校において、再会・交流事業「集まれ、ひろのっこ」を開催いたしました。児童・生徒123人と保護者、教員など多数の参加があり、大変貴重なひとときを過ごしていただきました。また、絆アルバム作成も実施しております。
7月14日、役場全員協議会室において、町議会議長ならびに議会総務文教常任委員長立ち会いのもと、福島県教育委員会との間で、中高一貫校に係る相互協力連携に関する協定の締結を取り交わしました。
7月28日から29日にかけての2日間、中高一貫校が広野中学校校舎を利用して開設されることから、広野中学校の広野小学校北校舎への引っ越し作業を行いました。
8月6日、福島県知事は、中高一貫校の校名を「福島県立ふたば未来学園高等学校」とすることを発表しました。
8月25日には、幼・小・中学校の2学期の始業式が行われました。その際、中学生と小学生が同じ校舎で就学することから、小学生と中学生の対面式も行われ、中学生は、小学生の良いお手本となることを誓いました。今後は、生活面はもちろん、学習面においても小学校と中学校が連携しながらより良い教育環境が築かれるよう指導してまいります。
9月8日に中学生、9月9日に中学校教職員との懇談会を開催し、率直な意見・要望を聞きました。その際の要望等につきましては、改善に努め、生徒たちの学習環境の更なる充実を図ってまいります。また、今後は保護者との懇談会も実施してまいります。

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