広野町は子育てをする人に優しい町
広野町役場こども家庭課職員 阿部 加奈子さん
広野町役場こども家庭課で勤務し、主に子育て支援に携わっている阿部さん。こども園や児童館の管理運営等を行い、その他にも保護者の子育てへの相談に、親身になってお応えしています。
広野町では子育てに対して、様々な支援を行っています。お子さんが生まれたときの出産祝い金や小学校中学校に入学されたときの入学祝い金、また町立のこども園、小学校、中学校の給食費を無償化しています。
小さなコミュニティを生かした子育て支援を充実させたい
「広野町は小さな田舎町なので、首都圏に比べてサービス、施設、支援等限られたところはありますが、小さな町ならではの人と人の繋がりを大切にしていきたいです。こども園の保育士さんが保護者から相談を受けた場合、保育士さんから担当の保健師さん、そして保健師さんからこども家庭課の職員へと、すぐに繋がる体制ができています。小さなコミュニティの利点を生かして、そういった相談しやすい環境などをもっと充実させていきたいですね」と話す阿部さん。こういった想いは、東日本大震災後の経験が大きいと言います。
ランドセルを背負った子供たちが歩いている、ごくあたり前なことが嬉しかった
東日本大震災で全町避難を強いられた広野町。避難解除後、幼稚園、小学校、中学校はごく少数からの再スタートだったと云います。「避難解除後は子どもたちが本当に少なく、当時は町にランドセルを背負った子供が歩いている、そんなごくあたり前な光景がとても嬉しく思いました。それはきっと私だけじゃなくて町民の皆さんも、そう思っているんじゃないかなと思うんです。だからこそ子供の大切さ、子供に対する尊さをすごくわかっているのだと思います」。震災を経験した町だからこそ出来る支援・援助があるということを阿部さんは実感しているそうです。
これから広野町での子育てや、移住を考えている方々へ伝えたい事
「広野町はとにかく海と山、自然が豊かな町。晴れた日に高台から見える海がとても綺麗なんです。また少し山に入れば箒平という地区がありますが、そこは童謡の『とんぼのめがね』が生まれた場所なんです」。
「教育に関しての特徴は、教育の丘が挙げられます。教育の丘は半径1キロ以内に、町立のこども園、小学校、中学校、そして県立の中高一貫校があります。コンパクトな範囲に様々な年代の学校がある特徴を活かして、多世代の交流も試みています。例えば、こども園に小学生、中学生、そして高校生が来園し、勉強やイベントを通した交流ができるというところも大きな特徴かなと思ってます。豊かな自然に恵まれ、教育に力を注ぐ広野町で子育てをしたいという方はぜひ相談していただければと思います」。
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