【移住者の声】都築ほのかさんにインタビューさせていただきました!

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令和5年8月9日/温もりの宿 ホテル 双葉邸

Uターン:都築ほのかさん

広野町の子育て環境に魅力を感じ、2023年4月に宮城県石巻市より移住。2015年にオープンしたビジネスホテル「温もりの宿 ホテル 双葉邸」に就職。ホテル事務の仕事をメインに、客室清掃なども担当。小学校3年生の男の子と3才の女の子の2人を育てるシングルマザー。


充実した受け入れ体制と教育環境に惹かれ、移住を決意しました

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インタビューに答える都築さん

生まれ育った宮城県石巻市から、一度外に出て暮らしてみたいとの思いがあり、移住を受け入れている全国の市町村を調べました。調べていくうちに、同じ東北であり、実家から比較的距離が近い福島県がいいなと思い始め、福島県に的を絞りさらにリサーチを進めました。すると広野町には、自然に囲まれ、恵まれた教育環境の中で、幼児教育から高等教育までを隣接で行う「教育の丘」があるというのを知り、母と一緒に見学に訪れました。国内外から様々な移住者を受け入れており、素晴らしい受け入れ体制が整えられていると感じました。また、各学校の先生方もとても親切にお話してくださったので、親子で安心して移住できそうだなと思いました。訪れた際に撮った写真を、帰って長男に見せたところ「何この学校、行きたい!」と、興味を持った様子でした。自然豊かな場所で子ども達を育てたいと思っていましたし、教育施設も充実している。もう広野町しかないと思い、移住を決意しました。


子ども達と明るく、楽しく!充実した日々を過ごしています

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こども園から、小・中・高が集まる広野町の教育の中心地

楽しみな気持ちが勝っていたので、移住に関する不安は全く無く、大変さも感じませんでした。引っ越し前から、気になることは遠慮なく、「広野暮らし相談窓口 りんくひろの」相談員の大森さんや役場の方にその都度質問・相談させて頂いていたので、安心して移住を進めることが出来ました。長男は小学3年生で「広野町立広野小学校」に、長女は3才で「広野こども園 ひろぱーく」に通っています。上の子はすぐに友達ができて、保護者の皆さんも、先生も、とても親切にしてくださって、学校へ行くのが楽しくて仕方ないという感じです。長女はまだ3才なので、よく分かってはいないと思うのですが、どちらも一度も行きたくないと言ったことがないので、安心して通わせることができています。子ども達が楽しく暮らしていけることが最優先なので、移住してきて本当に良かったと思っています。長男は学校が終わってから「広野町児童館」に通っているので、毎日、こども園と児童館へ迎えに行っています。教育施設がコンパクトにまとまっているので、送り迎えも楽ですね。また「教育の丘」からは海が見えるので、「今日の海は青色が濃いよね」とか、「今日は曇っていて海が見えないね」とか、毎回そんな話をしながらドライブ気分を味わっています。


周りの方々に恵まれ、日々感謝しています

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都築さんが勤務する「温もりの宿 ホテル 双葉邸」

移住を決めてから就職活動を行い、「温もりの宿 ホテル 双葉邸」に就職することができました。午前中は客室の清掃、午後から事務のお仕事をしています。面接の際に、2人の子どもがいるため、子どもの体調不良などで突発的にお休みさせて頂く可能性があることをお伝えしたのですが、快く了承していただきました。ご近所の方々も、子ども達のことをいつも気にかけてくださるので、とても助けられています。お隣りは70代のご夫婦なのですが、子どもたちをお風呂に入れてくださったり、ご飯をご馳走になったり、子どもたちも、じい・ばあと呼んで、とても甘えさせて頂いています。感謝の心を込めて、今度、石巻市観光へお連れする約束もしています。また、環境なのか、たまたまなのか、広野町に来てから子ども達が一度も体調を崩したことがないんです。石巻市に住んでいた時には、長男は喘息を持っているので頻繁にお休みしたり、長女は風邪をもらって来たりして月に一度は休むような感じだったのですが、広野町は子どもたちにとっても良い環境なんだなと、改めて実感しています。


豊かな自然に囲まれ、のんびり暮らしています

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事務や接客、客室清掃など、幅広い業務を担当する都築さん

広野町は、海が近く、山も川もあって、とても自然が豊かな地域です。以前住んでいたのは石巻市の市街地なので、山がそんなに近いわけではないですし、海は高い堤防があるため、丘の上に登らなければ見られない環境だったので。私自身、初めてこんなに自然に囲まれた環境で暮らすことになったのですが、電車の音がはっきりと聞こえますし、夜になるとカエルの鳴き声しか聞こえません。静かで、開放的で、とても過ごしやすいですね。また、住んでいる場所の裏が遊歩道になっていて、歩いていくと海へと繋がっています。3才の子と歩いて5分ぐらいの距離ですね。何も予定の無い日は、子どもたちと遊歩道をお散歩したり、海へ行って砂浜で遊んだり、生き物を探してみたりと、のんびり過ごしています。石巻に住んでいた時も仕事はしていたので、状況はさほど変わらないのですが、今の暮らしは、何故か時間がゆっくり流れているような感じがしています。


大好きな広野町のために、自分にできることを考えています

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広野町での未来について語る都築さん

今でも石巻市に里帰りすると、「何で福島県の広野町に移住したの? 大丈夫なの?」「そのうち帰ってくるんでしょ」などと言われることがあります。私の父は女川原発で働いており、福島にも行ったことがあるので、小さな頃から原発を身近に感じていました。原発事故で被害があったことを十分理解した上で広野町に移住していますし、今は、毎日がとても充実しています。広野町は、子育て世代にとても魅力的な町ということを、周囲の人にもっと伝えていきたいですね。また石巻市に住んでいた時には、東日本大震災で被災した方々向けの団地内にある、まちづくりコーディネイターが在籍している会社に勤めており、夏祭りを開催したり、地域食堂を開いて子どもからお年寄りまで皆で一緒に御飯を食べたり、新たなコミュニティづくりのために、ゼロから企画を考えて様々なイベントを行っていました。今は、そのノウハウを活かし、広野町のより良いコミュニティづくりのために、何か貢献できることはないかと考えています。


このページに関するお問い合わせ

広野暮らし相談窓口「りんくひろの」
〒979-0402 福島県双葉郡広野町大字下北迫字苗代替35番地
広野町役場 復興企画課内
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