【移住者の声】大場美奈さんにインタビューさせていただきました!

「クラシノガッコウ月とみかん」代表 大場美奈さん
令和5年7月19日/クラシノガッコウ月とみかん

Uターン:大場美奈さん

「クラシノガッコウ月とみかん」代表 大場美奈さん。
広野町役場の嘱託職員、山形県南陽市の地域おこし協力隊を経て、2019年4月に広野町初の起業型地域おこし協力隊員としてUターン。交流スペース「ぷらっとあっと」を立ち上げ、2022年4月に協力隊を卒業。現在、ゲストハウス「クラシノガッコウ月とみかん」の開業に向け準備を進めている。


「休息から生まれるチャレンジ」を応援できる場所を作りたい!

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縁側に座りながら、明るく語ってくれる大場さん

広野町に関わるようになって、かれこれ10年。現在は、明治から建っている古民家をリノベーションしたゲストハウス「クラシノガッコウ月とみかん」の開業に向け準備を進めています。コンセプトは、「休息から生まれるチャレンジ」。休まないとチャレンジは生まれないと思っているので。縁側に座ってお茶を飲んだり、お庭をお散歩したり、冬には焚き火を眺めながらぼ~っとしたり。ゆっくりと流れる時間、豊かな自然を楽しみ、自分のやりたいこと、チャレンジしたいことを見つけていく。そんな体験ができる施設を目指してしています。


恵まれた自然の中での暮らしその楽しさをシェアしたい

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ゲストハウスの開業準備を進める古民家

この古民家は、地元の方がたまたま「家があるよ」と紹介してくれた物件。庭には、柿・あけび・梅・すもも・月桂樹・紫蘇・ハーブ・金木犀など、様々な木々や植物が植えられていて、四季折々の自然を楽しむことができます。それらを教材として、色の名刺、ペイント、そして対話などにより、色の持つ力、意味、そこから見えてくる自分の姿、他者からの見え方などを知る、「感性を開く経験」をアートで提供する「プチフォルケ」。人と自然が共に豊かになるようデザインしながら農業を進めていく「パーマカルチャー」などを組み込んだ移住体験ツアーを月に1回程度を行い、広野町の魅力を発信していきたいと考えています。他にも、「ふくしま12市町村移住支援センター」による移住体験ツアーや、「ふくしま12市町村 移住サポーター ガイドツアー」などもあるので、ぜひ一度、広野町にいらしてみてください。


思いをシェアしていたら実現!移住に特に苦労はありませんでした

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たくさんの可能性を秘める裏山

自分の思いを周囲の人に話し、相談し続けていたら、家が見つかり、補助金が採択され、希望が叶っていきました。起業型地域おこし協力隊員として、様々な人とのつながりや関係性が築けていたのも大きかったですが。困った時には、役場や商工会、地域の方々に相談しています。また、世話焼きの方が多いので、お隣さんをはじめ様々な方が時々様子を見に来て、色々と相談に乗ってくれます。町がコンパクトなので、地域の方の顔もすぐに見えるのも魅力ですね。大事です人。ですが、どんどん入ってくるような事もなく、適度な距離感も保ってくださっているので、とても居心地が良いですね。今後、古民家の下を農園にしようとしているのですが、地域の皆さんが「裏山にツリーハウスを建てたい」「ブルーベリー畑を作りたい」などと要望してくれているので、一緒に楽しんで進めていきたいと考えています。


町自体がコンパクトで何をするのにも便利!起業のヒントもたくさん眠っています

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インタビュー中もたくさんの生物が。共存していくことも、楽しさの1つだそう。

町自体が、キュッとコンパクト。保育園と幼稚園が一緒になっている「ひろぱーく」や小中高などの教育機関、医療機関・役場などが一つの場所にまとまっているので、子育て世代の方は将来的なイメージもしやすいと思います。私は、地域の子ども向けの体操教室にも関わっているのですが、皆のびのび元気すぎるほどで、いつも私達がパワーをもらってます。また最近は、大学生が「町づくりに参加したいのですが、どうしたらいいのですか?」とか、若い方が「広野で起業したいんですけど、ちょっとお話聞かせてください」などの相談を受けることもあり、交流の幅が広がってきた感じがしています。広野町は、まだまだ起業のヒントがたくさん眠っている地域であり、町がコンパクトなので動きやすい。私を含め相談できる人は一杯いますし、役場の方も親身になって色々と動いてくれるので、何をするにもやりやすい町だと思います。もちろん、定年を迎えた後に来るのも全然ありだと思います。


広野で、おばあちゃんになるまで笑って暮らしたいです

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広野町の魅力を楽しそうに語る大場さん

原発事故による避難を経験した12市町村には、それぞれ独特な空気感があると思います。波に例えるならば、現在急ピッチで復興・開発が進められている地域の「激しく荒々しい波」。そして、それらの作業が一足先に進み、今は定住を募っている地域の「穏やかな波」。自分にどの波があうのか、まずは試してみるのがオススメです。私には、広野町の「穏やかな波」が合っていたみたいです。めったに雪の降らない温暖な気候、穏やかな町と人の雰囲気。一度外に出て帰ってきたのですが、生活リズムが合うというか、丁度いいのはやっぱりココだなと感じました。自分のやりたいことを、のんびりマイペースでやっています。毎日が楽しいですし、楽しければ何とかなる! これからも広野町で、ずっと楽しく暮らしていきたいです。

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