平成28年12月13日 町政経過報告

ページ番号1002050  更新日 2022年2月10日

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平成28年第4回広野町定例会 町政経過報告(抜粋)

総務課

11月19日に災害公営住宅、同月26日に町営住宅の入居希望者抽選会を行い、入居者を決定しました。応募の無かったそれぞれの空室については、現在、入居希望者を再度募集しています。また、第1期災害公営住宅である「広野原団地」に続き、第2期災害公営住宅の名称を公募しています。今後、応募作品から候補を絞り、名称を決定する予定です。

復興企画課

10月15日、広野町中央体育館において、第22回ひろの童謡まつりを開催しました。「とんぼのめがね」、「汽車」などの童謡や唱歌をはじめ、「未来への願い」をテーマに、子どもから大人まで、ふる里再生への希望を乗せて、優しい歌声を響かせました。
11月25日、広野駅東側地区の産業団地内に大和ハウス工業株式会社福島支社が建主となり、地元企業や復興関連企業の就業者を対象とした集合住宅整備の安全祈願祭および起工式が開催されました。集合住宅は、軽量鉄骨造、地上2階建て、10棟114戸を来年9月完成予定で整備するものです。
11月25日から27日の3日間、「被災地から考える」のテーマのもと、国際フォーラムを開催しました。3日間で17のセッションを設け、参加者を含めた議論の末、海外を含めた「被災地を見る目」との交流、適切な情報発信が「被災地から考える」上で非常に重要であり、これまで主にそれぞれの被災地で行ってきた課題対応を地域間での連携により解決を図ることも重要であることを学びました。
11月28日、東日本大震災ならびに福島第1原子力発電所事故を契機に、災害時における相互応援に関する協定を締結している小野町と、これまで以上の友好的な交流を進めるとともに、防災・教育を基軸とした相互連携と両町がもつ自然、文化を含めた地域間の交流を促進するため、地域間交流に関する協定を締結しました。
12月12日、広野町と株式会社東邦銀行は、双方の資源を有効に活用した協働による活動を推進し、地方創生と東日本大震災からの復興、地域活性化および住民サービスの向上に資することを目的とする包括連携協定を締結しました。

町民保健課

7月に実施した総合検診の未受診者を対象とした追加検診を9月25日の日曜日に保健センターにおいて実施し、約100人が受診しました。今後も日曜日検診など、受診しやすい環境を整備していきます。
10月7日から11月15日までの日程で、広野町の保育所、幼稚園、小学校、中学校に在籍する子供たちを対象に、ホールボディカウンターによる内部被ばく検査を実施し、264人が受検しました。検査の結果、預託実効線量は、全員が1ミリシーベルト未満でした。
10月30日、第14回ひろの健康ウォークを実施しました。完成間近となった県道広野小高線広野工区、通称浜街道のお披露目を兼ね、この区間をコースの一部に加えて実施し、町内外より約250人という多数の参加がありました。
11月5日、ひろの秋祭りの一環として、広野町中央体育館において、健康まつりを開催しました。福島県立医大の医師による健康相談や広野町食生活改善推進協議会による塩分控えめの味噌汁の試食など、健康づくりを啓発しました。また、笑いと健康をテーマとして、福島県立医科大学の大平哲也教授の講話や春風亭百栄(しゅんぷうていももえ)師匠の落語を聴きました。

福祉介護課

9月29日、広野中学校において、認知症サポーター養成講座を開催しました。当日は、中学3年生16人を対象に、認知症とはどういうもので、どう対応していくべきかを説明し、認知症に対する理解を深めました。
10月1日、保育所で運動会を開催しました。ご来賓の皆様にも競技にご参加いただき、子どもたちの歓声と元気な姿に接することができました。
10月11日、児童館の子どもたちが老人クラブの皆様の指導により、グラウンド・ゴルフに挑戦し、老人クラブとの交流を行いました。
10月18日、隔年ごとに開催している広野町戦没者追悼式を挙行し、ご遺族ならびにご来賓の参列のもと、戦没者のご冥福と恒久平和をお誓いしました。

環境防災課

9月11日、広野町総合グラウンドにおいて、広野町消防団・同婦人消防隊ならびに東京電力広野火力発電所自衛消防隊の参加のもと、秋季検閲式を開催しました。相双地方振興局をはじめ、多くの来賓の方々のご臨席をいただき、団員の品位および技能の錬磨を図るため、通常点検および機械器具点検を行いました。
10月13日、防災備蓄倉庫完成式を開催しました。有事の際に避難住民への早急な支援を円滑に行うためのもので、防災機能の一躍を担う施設です。
10月22日、午前7時に震度6弱の地震が発生し、津波警報が発令されたという想定で、広野町津波避難訓練を実施し、午前8時からは、地震により福島第2原子力発電所で事故が発生したと想定し、福島県原子力防災訓練を実施しました。この訓練は、本町において東日本大震災後初めての訓練で、国、県、町および防災関係機関の防災体制の確立と、職員の対応能力の向上ならびに住民に対する原子力災害時に取るべき行動の周知を図ることを目的として実施したものです。当日は、住民ならびに関係機関約300人が参加し、一時集結所の広野小学校体育館での避難訓練を経て、大型バスで広域避難先である小野町まで移動し、訓練を行いました。
11月22日、早朝5時59分に福島県沖を震源とするマグニチュード7・4の地震が発生しました。Jアラートが作動し津波による避難を呼びかけました。町は災害対策本部を設置し、沿岸地域と東日本大震災で津波の浸水があったエリアに避難指示を発令し、防災行政無線やエリアメール、消防団、警察、広域消防の協力のもと、避難の呼びかけと避難所への誘導を図りました。避難所とした公民館や車中避難者の数は、およそ300人で、社会福祉協議会の炊き出しにより、避難者全員におにぎりと豚汁を配布しました。今回の地震・津波災害では、人的被害や建物被害は無く、訓練を生かした初動体制や対応ができました。

放射線対策課

11月27日、国際フォーラムにおいて、大学の専門家で構成する広野町放射線健康対策委員会の活動報告や、ふたば未来学園高等学校生徒の放射線に係る研究活動報告、さらには、放射線影響等に関する町民、専門家、未来学園生徒によるパネルディスカッションを実施しました。当日は、町内外から約120人のご来場をいただき、放射線に関する有意義なリスクコミュニケーションを展開することができました。なお、当会議には昨年ノーベル物理学賞を受賞された東京大学宇宙線研究所々長である梶田隆章先生が特別ゲストとしてご出席いただき、ふたば未来学園高等学校生徒に対する激励や、困難を乗り越えていくためには、町民を始め、あらゆる関係機関・団体がより一層の連携を深めることが重要であるとのメッセージをいただきました。
東町仮置場に保管している不燃性の除染等廃棄物の中間貯蔵施設への搬出について、環境省による本年度分の割当搬出量3000袋について、12月5日から輸送を開始しました。今回の搬出では、1日あたり10トントラック8台、1車2運行とし、概ね2ヶ月程度での完了を見込んでいます。

産業振興課

10月1日、福島県事業再開・帰還促進事業を利用し、帰還へのきっかけ、町内事業者の支援を目的としたプレミアム付ひろの商品券を広野町商工会において販売を開始し、町民の皆様の好評をいただき、10月19日をもちまして完売となりました。
10月27日、皇居で行われた新嘗祭(にいなめさい)献穀献納式に横田和希・美智子夫妻と伴に出席しました。これは、皇居で毎年11月23日に、宮中行事として行われる『新嘗祭』に供するための穀物などを宮中に献納する式典で、今回は福島県の代表として広野町と柳津町が選ばれ、本町からは認定農業者である横田和希さんが育てた『天のつぶ』を献納しました。
11月1日、広野町役場前において、ふるさと応援寄付金3万円以上の納税者に対する返礼品として、特別栽培米(コシヒカリ)の発送式を行い、全国47都道府県1000人の皆様に向けた第1便を発送しました。今後平成29年3月まで順次発送作業を行います。
11月5日、ひろの秋祭りの一環として農業団体、商業団体などの協力を得て収穫祭を開催し、来場者の皆様にお楽しみいただきました。
11月19日、20日の2日間、三郷市産業フェスタに参加し、広野産米のつきたて餅を約1200人の三郷市民の皆様に配布し、これまでの支援に対する感謝・御礼と広野産米、野菜、加工食品の風評被害の払拭に向けたPR活動を行いました。

建設課

“防災拠点道の駅ひろの”整備事業については、10月18日に、国土交通省東北地方整備局磐城国道事務所と広野町が一体となって協力し、道の駅にふさわしいサービスの提供と道路利用者の利便性・快適性の向上および広野町の地域振興に寄与することを目的として、道の駅の設置に関する協定を締結しました。
12月7日から県道広野小高線、通称浜街道の供用が開始され、国道6号線の朝夕の慢性的な交通渋滞の緩和が図られるものと考えています。

学校教育課

本年12月1日現在の幼・小・中学校の就園・就学状況は、広野幼稚園53人、広野小学校142人、広野中学校68人の合計263人となっています。広野町での学校再開以来、5度目となる幼稚園での生活発表会、小学校での学習発表会や校外学習、中学校の学習発表会などの各種行事が、ご家族の皆様多数ご参加のもと実施され、震災前と殆ど変らない教育活動となっています。特に、中学校の学習発表会、広蛍祭は、「感謝」を本年度のテーマとして、合唱や体験発表をとおし、生徒1人ひとりが持っている感謝の思いを伝えました。
11月27日、国際フォーラムでの広野町中学生海外研修報告会においては、海外教育交流派遣事業に参加した生徒たちが、研修を通して学んだこと、感じたこと、考えたことなどを発表しました。この貴重な経験は、生徒たちが成長して行くなかで、財産となり、経験値として蓄積されていくことを期待しています。

生涯学習課

11月5日・6日の両日、ひろの秋祭り・文化展を開催しました。子供たちを始め、各種団体より多くの力作が披露されました。また、11月5日には、本町にもゆかりのある安寿と厨子王の人形浄瑠璃「山椒太夫」の公演が行われ、町内外から来た多くの鑑賞者を魅了しました
11月20日、第28回市町村対抗福島県縦断駅伝競争大会・ふくしま駅伝は、白河市総合運動公園陸上競技場をスタート、福島県庁をゴールとし、16区間95・1キロメートルで開催されました。長引く避難の影響により選手の確保が難しい中、全区間でエントリーし、全員が無事完走することができました。総合成績は53チーム中、30位、町の部29チーム中、11位となり過去最高の結果となりました。また、2区においては区間賞を獲得しました。
12月4日、東日本大震災以降2回目となる第20回広野町生涯学習発表会を開催しました。出演された各種団体の皆様は日頃の稽古の成果を多くの来場者の前で発表しました。中でも、発表者と来場者が一体となり歌や体操をする姿は、震災からの「心の復興」へ繋がるものと感じました。

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