平成28年6月9日 町政経過報告

ページ番号1002042  更新日 2022年2月10日

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平成28年第2回広野町定例会 町政経過報告(抜粋)

総務課

3月22日、土地改良区総代総選挙当選証書附与式を行い、大和田高男広野町選挙管理委員長が、当選者に当選証書を附与しました。新しい総代は32人で、任期は平成28年3月23日から平成32年3月22日までです。
4月28日、広野町公民館大会議室において、行政区長会議を開催しました。本年度の各課重点事業などの説明を行い、行政区長より事前にいただいた質問・要望に対して、回答を作成し配布しました。
5月20日から22日の3日間、いわき市内の応急仮設住宅集会所や広野町公民館を会場に住民説明会を開催しました。説明会では、「生活再建支援について」「義援金配分事業について」「応急仮設住宅供与期間終了に伴う対応について」などを住民の皆さんに説明しました。

復興企画課

3月13日、広野町中央体育館において、広野町制施行75周年を記念して「NHKのど自慢」が開催されました。当日は、特別に童謡コーナーが設けられ、広野小学校の2年生が「とんぼのめがね」と「ふるさと」を歌い、広野町の魅力を全国にPRするとともに、東日本大震災および原子力災害からの復興を全国に発信することができました。
3月26日、JR常磐線広野駅東側を核とした新しいまちづくりとしての産業団地内に、テナントビル「広野みらいオフィス」が完成し、その竣工式が行われました。オフィスビルの誕生は雇用の場の確保や地域経済の活性化を図り、双葉地域における復興の拠点としての役割を果たすことにより、世界が注目する福島・浜通りの復興再生に貢献していくものと考えています。
5月3日、二ツ沼総合公園ふれあいフェスタを開催しました。当日は、お笑いライブショーやマル・バツクイズ大会、各出店者による飲食物・雑貨などの販売を行い、家族連れで賑わいました。
本町の人口減少に歯止めをかけ、住み良い環境を確保し、将来にわたって活力ある社会を維持するために、産官学金労言との連携を視野に入れた取り組みが重要であることから、4月25日にあぶくま信用金庫と6月2日にいわき信用組合と地域経済の活性化および住民サービス向上の実現に向けて、相互に連携・協力を強化する協定を締結いたしました。
幸せな帰町・復興への取り組みとしては、3月28日に内堀福島県知事、4月27日に石井国土交通大臣に対し、いわき市長と双葉郡8町村長の合同でJR常磐線全線の早期復旧と特急列車の運行再開および常磐自動車道全区間の早期4車線化を要望しました。
5月11日には、復興状況視察で来町された自由民主党東日本大震災復興加速化本部長額賀福志郎氏に対し、町の現状を説明し、広野町議会議長と連名で、現在抱えている課題に対する支援を要望しました。
6月1日には、復興庁髙木大臣と東京電力ホールディングス株式会社廣瀬社長に対して広野町議会と町の合同での要望活動を行いました。復興庁では、国の復興に資する様々な支援と被災者の生活再建に対する継続的な支援などについて要望を行いました。東京電力ホールディングス株式会社では、福島第一原子力発電所等の安全対策の徹底と着実な廃炉、適時適切な情報提供を始め、確実かつ実情に即した原子力損害賠償への対応、石炭ガス化複合発電(IGCC)設備の建設促進、Jヴィレッジの早期再開および関連企業の事業所や住居の町内設置について要望を行いました。

町民保健課

長引く避難生活により様々なストレスに起因する健康被害が心配されることから、4月4日、保健師および看護師による健康相談や健康教室を内容とする健康サロンを開催いたしました。応急仮設住宅5カ所、町内集会所1カ所、各施設10人から20人参加のもと、毎月2回開催し、高齢者が生きがいをもって日々を送れるよう相談や指導に努めます。
4月12日、就学前の児童と保護者を対象とした教室「げんキッズ」が、8人の児童と8人の保護者参加のもと、年22回の開催予定で始まりました。子ども同士の関わり合いから社会性を育み、保護者同士の情報交換から、子育てに対する悩みを解消し、逞しく元気な子供の育成につなげて行きます。
5月17日、運動不足の解消を図り、心身ともに健康で楽しく健やかな生活を送るため、保健センター並びに仮設住宅集会所等において、スポーツインストラクターが運動指導を行う「元気アップ教室」を始めました。各施設の合計、年間72回開催しますので、沢山の皆さんにご参加いただきたいと考えています。

福祉介護課

高齢者を対象とした手足等のマッサージケアを行う「寄り添いサポート事業」には、2月22日から3月末日までに、延べ人数で約3百人にご参加いただきました。
3月30日には特別養護老人ホーム「リリー園」が再開されました。当面24人の受け入れでの再開となりますが、当地域の福祉再生の一助となるものと考えています。
4月4日には、保育所の入所式および児童館の入館式を挙行いたしました。保育所には昨年より6人少ない17人の児童が入所しました。また、児童館へは昨年より28人多い、77人の児童が入館しました。子ども達の健やかな成長のため、より一層体制の充実を図ります。
4月21日には、富岡町から群馬県高崎市に避難していた社会福祉法人友愛会の新設事業所の落成式が東町地内で行われました。
4月27日には、広野町社会福祉協議会および広野町日赤奉仕団の皆さまの暖かい出迎えの中、入所者が5年におよぶ高崎市での避難を終えて本施設に入所され、5月1日より事業が再開されました。本町においては初めての大型障がい者施設の設置であり、町民の皆様の障がい者に対する正しい理解の啓発に努めていきます。

環境防災課

4月6日から15日までの10日間、「春の全国交通安全運動」期間中、双葉警察署および富岡地区交通安全協会広野分会のご協力をいただきながら、朝の通勤通学時間帯に交通事故防止および挨拶運動を展開しました。また、4月11日、5月9日には広野町安心・安全ネットワーク会議の会員による街頭指導を広野駅前で実施しました。今後も毎月1回交通・防犯の立哨活動を実施していきます。
交通安全運動期間中の4月8日、上浅見川上流の県道で乗用車が沢に転落し、東京在住の男性が死亡するという痛ましい事故がありました。交通死亡事故無しは、3千6百30日で終わりましたが、今後、交通死亡事故が起きないよう双葉警察署をはじめ関係各機関・団体と協力し交通事故防止の啓発活動に努めます。
4月17日、強風、時折小雨の降る中、総合グラウンドにおいて、多くの来賓の方々のご臨席をいただき、広野町消防団、婦人消防隊並びに東京電力広野火力発電所自衛消防隊の参加のもと「春季検閲式」を開催しました。団員等の品位および技能の錬磨に努めるため、通常点検および機械器具点検を行ったところです。
4月18日には東日本大震災の経験を活かし全国からいただいた支援に対する恩返しを込めて、いち早く熊本地震の被災地に向けて水5百ミリリットル入りのペットボトル6千本を大型トラックで輸送しました。支援物資は、翌19日には指定避難所になっている熊本市立江南中学校に無事届きました。また、平成26年8月から平成27年3月まで、福島県看護協会からの派遣で保健センターに勤務されていた熊本市出身の職員から、近くの避難所で女性・子供用の衛生用品が不足しているとの連絡があり、民間運送会社を利用して支援物資を届けました。
応急仮設住宅の供与期限が平成29年3月で終了となることから、「住まいに関する意向調査」に回答されていない世帯および平成29年4月以降お住まいが「未定」と回答された県内の仮設住宅の住民を対象に、5月23日から6月1日の間で役場管理職が戸別訪問を行いました。今回の戸別訪問は、住民と行政の対話により住民お一人お一人の声を受け止め、国・県・町が一体となって確かな帰町への環境整備を整えるためのものであり、お困りになっている事案について聞き取りを行い、また各種生活再建支援施策について説明をいたしました。不在で聞き取りできなかった世帯については、今後も戸別訪問や電話での聞き取りを実施していきます。

放射線対策課

4月5日に東京電力福島第一原子力発電所の廃止等に向けた中長期ロードマップによる各種対策工の進捗状況を現場で把握・確認するため現地視察を行いました。視察では東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの職員から各現場での目視確認のもとで説明を受けましたが、廃炉に向けた取り組みが前進しているものと感じました。
本町おける里山再生事業に対する支援について、4月20日に復興大臣、環境大臣、林野庁長官に対し要望活動を実施しました。放射性物質汚染対処特別措置法に基づく除染等の取り組みはもとより、あらゆる制度を積極的に活用し、本町の生活環境の更なる改善に向け最善を尽くしていきます。
4月22日には楢葉工業団地内に立地している楢葉遠隔技術センター(モックアップ試験施設)の視察を行いました。当該施設は、原子炉施設等を円滑かつ確実に廃炉解体をなし得ていくための事前教育研修施設として整備されたもので、最新鋭の設備が導入されていました。

産業振興課

4月8日に平成28年水稲作付けをする農家を対象とした水稲作付け栽培管理、安全な米を出荷するための取組みについての説明会を開催いたしました。今年の作付け面積については、申告を受け付けたところ約百61ヘクタールになる見込みとなっております。今後、作付された水田の現地確認を行い、集計作業を行います。

建設課

6月5日には、昨年に引き続き、地域住民と河川愛護団体等による河川環境の保全・再生への取り組みを積極的に推進するとともに、町民の皆様の河川愛護意識を醸成することを目的とし、広野町クリーンアップ作戦を折木川、浅見川、北迫川流域で実施いたしました。避難先からも多くの町民や福島県、河川愛護団体関係者参加のもと、「ふる里ひろの」の河川清掃作業をしていただきましたことに対し、衷心より御礼を申し上げます。今後もふる里の復興再生と河川環境の保全、きれいな町づくりに努めていきます。

学校教育課

4月6日、広野小学校・広野中学校において、震災後4回目の入学式が行われ、小学校32人名の児童・中学校21人の生徒が新1年生として入学いたしました。小学生、町外24人、町内百18人で全児童は百42人、中学生、町外11人、町内58人で全生徒は69人となっております。
また、4月7日広野幼稚園において、入園式が行われ、26人の園児が新たに入園し、現在、町外7人、町内44人の51人が就園しております。
なお、小中学校のスクールバスの運行につきましては、昨年度に引き続き4月6日から朝夕14コースで運行を実施しており、百54人の児童生徒が広野小・中学校への通学に利用しております。
5月6日、幼稚園、小中学校において、地震、並びに原子力災害を想定した「幼小中合同防災教室」を実施いたしました。訓練にあたりましては、児童生徒の引き渡しについて、引き渡しカードを使っての訓練など、保護者を含めての連絡体制を確認いたしました。
広野小学校の運動会につきましては、5月21日、昨年に引き続き、本来の校庭で開催されました。
児童達は、教師の指導の下、練習の成果をしっかり出し切り最後まで頑張りました。特に、鼓笛隊につきましては、6年生が2年生から5年生までの全下級生を一生懸命引っ張りすばらしい演奏を披露し、ご家族の皆様共々、思い出に残る大変貴重な1日を過ごすことができました。

生涯学習課

昭和54年に現在の位置に整備された公民館が、老朽化と時代のニーズに応えるため、施設のバリアフリー化をメインとした大規模改修工事を行い、平成28年2月に完成、4月より供用開始いたしました。

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