平成28年9月13日 町政経過報告

ページ番号1002041  更新日 2022年2月10日

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平成28年第3回広野町定例会 町政経過報告(抜粋)

総務課

6月21日公示、7月10日投開票の日程で第24回参議院議員通常選挙が執行されました。今回の選挙から選挙権年齢条件が18歳以上に引き下げられたことにより、選挙執行に係る選挙人名簿調整システムを改修しています。また、町外へ避難している有権者向けに不在者投票の周知を図り、いわき市内の応急仮設住宅集会所に投票所を開設するなど、有権者の投票機会の確保に努めました。全体の投票率は58・26%でした。
7月16日、第2期災害公営住宅の入居者を決定する抽選を行いました。厳正な抽選の結果、入居者を決定し、今後入居の手続きを進めます。なお、抽選の結果、空室となっている住宅については再募集を行います。
8月2日から4日までの3日間、福島県立ふたば未来学園高等学校の生徒3人が役場総務課、復興企画課、放射線対策課において、インターンシップを行いました。政策広報室が窓口となって実施したもので、生徒たちは各課で業務の説明を受けた後、実務の一端に触れました。生徒たちが自身の今後の進路を考える際の糧となれば幸いです。

復興企画課

7月2日、二ツ沼総合公園内で花いっぱい運動を実施しました。当日は、多くの町民の皆さまに集まっていただき、サルビア、マリーゴールドの苗を園内の花壇に植えました。
7月21日、第2期災害公営住宅建築工事起工式を行いました。平成29年3月の完成に向け、震災により住宅を失い、町内外の仮設住宅や借り上げ住宅で避難生活を余儀なくされている方々の1日も早い帰町を促進したいと考えています。
8月12日から14日の3日間、広野町地域振興券の使用機会の拡大を図ることを目的に広野町中央体育館を会場に催事・生活必需品大即売会を実施しました。お盆の時期でもあり、帰省者を含め2000人を超える方々が来場されました。
8月19日、広野駅東側の産業団地内に、新たに医院を新築する馬場医院の地鎮祭が行なわれました。医療施設の拡充等を行うことは、町民の安心の確保になることはもちろんのこと、町外避難者の帰町を一層促進するものと考えています。
8月20日、東日本高速道路株式会社いわき工事事務所による常磐自動車道の4車線化に係る事業概要説明会が開催されました。これは、いわき中央~広野インターチェンジ間27キロメートルを平成32年度までに4車線に広げる計画で、来春にも道路の建設工事に着手します。
8月21日、広野駅東側第2期開発整備に着手するため、今後の整備予定を含め広野駅東側全体の事業説明会を開催しました。今後は、第2期開発区域の用地取得を始め、広野駅東側の復興を加速していきたいと考えています。
9月1日、広野駅東側ホテル整備事業に係る開発事業予定者選定委員会を開催しました。その結果、スターリングパートナーズ合同会社が開発事業予定者に決定しました。

町民保健課

7月5日から9日までの5日間、広野町保健センターを会場に総合検診を実施しました。受診者数は、国保特定健康診査463人、後期高齢者健康診査155人、社保被扶養者特定健康診査68人、その他の検診88人、合計774人が受診しました。なお、今回受診しなかった方を対象に、9月25日、日曜日にも検診日を設けるとともに、国保特定健康診査の未受診者に対して電話による受診勧奨を行い、受診率の向上を図っていきます。
本年度の検診は、高血圧の要因となる塩分摂取量に着目し、尿中塩分量も測定しました。この塩分測定結果については、9月3日に福島県立医大の先生を講師にお招きした「検診結果説明会」において、生活習慣病の予防改善を念頭にご指導をいただきました。
また、女性特有の疾病である乳がん・子宮がんの早期発見・早期治療を図るため、7月22日から10月31日までの期間、乳がん検診・子宮頸がん検診をそれぞれ検診日・検診場所を設定し、広野町保健センター、または、いわき市の医療機関において実施しているところです。

福祉介護課

6月29日に、広野小学校において認知症サポーター養成講座を開催しました。当日は6年生児童26人を対象に、認知症とはどういうものか、認知症の人への対応などについて説明を行い、認知症に対する理解を深めました。また、同日には約160人の町民の方々にご参加いただき、震災時、2次避難所としてご協力いただいた石川町の母畑温泉八幡屋において、広野町避難地域住民交流会を日本赤十字社との共催で開催しました。
9月7日には平成28年度広野町敬老会を町中央体育館で開催し、約200人の方々にご出席いただきました。また、当日は結婚50周年を迎えられた6組のご夫妻へ「金婚夫婦表彰」を行いました。

環境防災課

応急仮設住宅の供与期限終了に伴い、5月の戸別訪問で不在のためお会いできなかった住民を対象に6月13日から2回目の戸別訪問を行いました。訪問結果により住民から要望のあった特定延長対象世帯の要件緩和や家賃補助対象世帯の拡大について、福島県に対し検討するよう要望しました。
8月12日、お盆の帰省に合わせ、戸別訪問でお会いできなかった3人の方を対象に説明会を開催しましたが、出席されなかったので引き続き戸別訪問を実施します。
7月4日、夕方4時の交通量の多い帰宅時間に合わせ、広野町安心・安全ネットワーク会議による立哨活動を、下北迫のお地蔵様付近、駅前付近、桜田交差点付近において実施しました。8月から、富岡地区防犯指導隊広野分隊、富岡地区交通安全協会広野分会の皆さまが本会議に加わり、駅前付近など3箇所で立哨活動を実施しました。
7月29日開催の広野町安心・安全ネットワーク会議では、会員である元請け各社に、社員・作業員の交通マナー、防犯、ゴミの不法投棄などについて、現状を報告し協力をお願いしました。
7月6日、広野小学校正門近くで、不燃ゴミ収集車の車両火災が発生しました。原因は不明ですが、このような火災が2度と起こらないようゴミの分別・出し方に関する啓発チラシを配布しました。

放射線対策課

広野工業団地南側の町有地は、可燃性除染廃棄物、約1万6000袋の減容化処理が完了するまでの間、仮置場として周辺住民の合意のもとで土地利用を図ってきましたが、全量の減容化処理が完了し仮置場としての役目を終えたことから、企業誘致等の土地利用に期するため原形復旧工事を発注しました。
本町の今年度分の中間貯蔵施設への除染廃棄物等の運搬について、環境省から昨年の3倍となる約3000袋を搬出したいとの内示を受けています。なお、搬出時期、ルート等についての詳細は、現時点では示されていません。
仮設減容化処理施設については、計画どおりに減容化処理が進捗し順調に稼働しています。引き続き、町民にとって安全・安心を最優先とした円滑かつ確実な運営となるよう引き続き監視体制を強化していきます。

産業振興課

平成28年産米の作付け状況については、作付け水田の全筆調査を行い、作付け農家108戸、作付け面積161ヘクタールを確認しました。
また、あぜ道相談会を行い、水稲生育管理、病害虫防除対策などについて、説明を行うとともに、防災行政無線により防除時期の周知を図りました。
ふるさと応援寄附金特典事業の申し込み状況については、平成28年5月13日よりふるさと納税専門サイトに掲載し、好評につき、予定数の1000件の申し込み数に達したため、8月末で受け付けを締め切りました。返礼品の発送は11月から順次開始する予定です。
観光分野については、8月11日に広野町サマーフェスティバル2016を二ツ沼総合公園において開催し、多数のご来賓および町内外から約6000人のお客様にご来場いただきました。
里山再生モデル事業については、町のシンボル施設でありますJヴィレッジスタジアム周辺の森林について、森林の除染や間伐などの森林整備を行い、Jヴィレッジを安心して利用できる環境整備を進めるため、国との協議を行っています。

建設課

“防災拠点道の駅ひろの”整備事業については、平成26年11月広野町議会東日本大震災災害復興に関する特別委員会で、基本構想の素案を示し、平成27年度からは、官、民および大学生道の駅プロジェクトチームが協働・連携のもと、基本計画・事業計画を策定しています。
また、これまで25回にわたり町全体、庁内関係各課横断的な調整会議、産業厚生常任委員会への経過報告、更には、道の駅整備検討委員会に加え「経営・管理運営研究部会」、「農産物販売・地域特産品部会」、「防災機能研究部会」、「地域コミュニティ研究部会」4つの部会を設立し、延べ93人の委員の組織体制により、委員の皆さまから様々なご意見・ご教示をいただき取り組んでいます。
道の駅整備区域の土取り計画および敷地造成計画については、敷地造成による残土が50万~60万立米発生することから、富岡方面への県営防災林整備事業の盛土材料として利活用するため、相双農林事務所と協議しています。今後、関係地権者との合意形成を図り、広野町と国土交通省磐城国道事務所が一体となり、情報の共有と連携を図りながら進めていきます。

学校教育課

小学生の学習支援事業としての放課後子ども教室については、小学校図書室を活用し、宿題をはじめとした、学習活動を行っています。対象児童は、4年生以上の希望者で、火曜日・水曜日・木曜日の3時15分から4時までの45分間実施しています。現在、4年生から6年生までの計23人の参加があります。
中学生の学習支援事業についても、現役大学生を講師に迎えての町営学習塾を公民館研修室において、5月以降毎月2日間と夏休み期間の8月に、3日間実施しています。現在の生徒数は24人ですが、2学期以降の高校受験に向けた指導にも期待しているところです。
幼稚園・小学校・中学校の英語教育の充実については、昨年度より新たに英語の履修時間を大幅に増設しています。
平成26年度から再開した中学生海外教育交流派遣事業については、本年度はカナダ・ケロウナ市を中心に実施し、中学2年生22人を派遣しました。派遣期間は、8月17日から24日までの8日間でしたが、親元を離れ、海外でのホームステイや現地校を使用しての英語での語学レッスン、同世代の人たちとの交流などを行いました。
広野中学校では、昨年に続き、映像制作を通してふるさとの良さ、伝統、文化に目を向け、ふるさとの誇りを再発見する授業に取り組んでいます。本年度も中学1年生20人が5班に分かれて町内で取材や撮影を行い、地域の魅力を再確認します。平成29年2月に豊島区で開催される日本こども映画コンクールへの出品を予定しています。

生涯学習課

7月14日、昨年に引き続き「教育機会の確保」「郷土愛の育成」「世代間の交流」を目的とした広野町ふるさと創生大学を開校し、36人の入学式と「中世末広野の激動の歴史について」をテーマとして第1回目の授業を実施しました。この大学は、7月から10月まで4回開催する予定です。
7月18日、本町を会場として双葉郡スポーツ交流大会が開催されました。今年度は野球、バレーボール、グランド・ゴルフに剣道を加え、4競技、総勢338人の参加登録による大会となりました。震災以降、選手の確保や練習環境等が十分でない町村がある中での大会でしたが、各競技とも選手が楽しみながら熱戦を繰り広げていました。

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