平成29年12月14日 町政経過報告

ページ番号1002040  更新日 2022年2月10日

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平成29年第4回広野町定例会 町政経過報告(抜粋)

総務課

10月10日公示、22日投開票の日程で、第48回衆議院議員総選挙が執行されました。選挙管理委員会では、今回、町民の帰還が進んだことから、いわき市内には投票所を設けず、すべての投票所を町内に設けました。また、避難を継続している町民に対しては不在者投票制度の利用など投票機会の確保と選挙啓発に努め、投票率59.75パーセントとなりました。
11月14日告示、19日投開票の日程で、広野町長選挙が執行されました。選挙管理委員会では、今回の町長選挙から選挙期間を通常の5日間とし、町外避難を続ける有権者に選挙啓発活動を行い、不在者投票制度の利用を呼び掛けるなどの投票機会確保に努め、投票率は77.58パーセントとなりました。

復興企画課

9月19日、大和ハウス工業株式会社が広野駅東側開発エリア第1工区内に建設を進めていました、114戸の集合住宅の建設が完了したことから、議会議員ご臨席のもと竣工式が執り行われました。集合住宅には建設中から入居予約があり、満室の状態で供用されています。
10月9日、第2回東日本大震災復興チャリティープロレスが楢葉町総合グラウンドで開催され、広野夢大使であるプロレスラー宮本和志氏からその収益の一部を義援金として受領しました。
10月10日、地域連携協定を締結している福島工業高等専門学校との本格的な取り組みを展開していく拠点として、二ツ沼総合公園パークギャラリー内に同校地域復興支援センター広野オフィスの設置について、両者間における合意に至ったことから、その開所式を議会議員ご臨席のもと執り行いました。
10月12日から15日までの4日間、4回目となる国際フォーラムを開催しました。また、期間中の13日には第23回ひろの童謡まつりも初めての試みとして同時開催したところ、国際フォーラムには延べ千人、童謡まつりには800人の方に来場をいただき、成功裏に事業を終えることができました。
10月20日には、本町の更なる復興を前進させていくため拡充を図っていた「広野夢大使」に、本町出身者や本町に関わりの深い方、13人を新たに委嘱し、その交付式を執り行いました。
10月25日常磐自動車道いわき中央インターから広野インター間、27キロメートルの片側二車線化の本格工事着手にあたり、東日本高速道路株式会社いわき工事事務所による現地説明会を広野町公民館において開催しました。同工事は平成33年3月末完成を目途に進められます。
また、9月議会で議決をいただきました、広野工業団地および仮称東町産業団地整備に係る測量設計事業は、速やかに工事発注をしています。

健康福祉課

7月に実施した総合検診の未受診者を対象とした追加検診を9月10日の日曜日、広野町保健センターにおいて実施し、約100人の方が受診されました。
9月30日、第15回ひろの健康ウオークを実施しました。今年度は、福島県立医科大学県民健康管理センター疫学室助手岡崎先生をお招きし、効果的なウオーキング方法の講習会を行い、その後、コース毎にスタートしました。参加者約70人は、県道広野小高線より、この度公募により愛称として決定しました「広野駅東ニュータウン」の開発エリアに目を向けながら、思い思いにウオーキングを楽しみました。
11月4日、ひろの秋祭りの一環として、中央体育館において、健康まつりを開催しました。福島県医師会による健康相談、広野町食生活改善推進協議会による塩分控えめの味噌汁の試食などによる健康づくりの啓発と、放射線相談会の放射線に関する資料や測定機器の展示を行い、正しい知識の普及に努めました。「笑いと健康」をテーマとした落語会におきましては、約80人が春風亭正朝師匠の落語を聴き、笑うことは健康に良いことを学び、実践しました。
本年11月よりデイサービスセンター広桜荘に、毎月第一日曜日、認知症カフェの「みかんカフェ」を設置し、認知症に悩んでいる方、知識を深めたい方などの交流の場を設けることとしました。初回となる11月5日には、ご本人、ご家族の方合わせて6人とスタッフ4人が参加し、お互いに知識を深めることができました。

こども家庭課

9月24日、社会福祉協議会主催で、日本栄養士会協賛による「ほっこり・ふれあい食事プロジェクト」事業が、保育所において実施されました。当日は老人クラブおよび栄養士会の皆さんのご厚意により、楽しくふれあい、おいしい給食をごちそうになりました。同事業は10月29日に児童館においても実施されました。
10月12日、子育て支援の一環として、子どもたちに豊かな心が育まれるように、親子が触れあう時間を作り、家族と一緒に読み聞かせを体験していただく「広野町ブックスタート事業」を開始しました。4~5ヶ月児を対象とし、離乳食教室の開催に併せて実施することとしています。
10月29日、認定こども園の建設予定地に近接する中央台・苗代替地区の住民および保護者を対象に、保健センターにおいて説明会を開催しました。実施設計の監修を依頼している東北大学小野田教授にも出席頂き、参加者への説明および質疑を行いました。
11月1日、ふたば未来学園高等学校のご厚意により、保育所の子どもたちがサツマイモの芋掘りを体験しました。ふたば未来学園高等学校の先生や高校3年生5人と共に、子どもたちは一生懸命サツマイモを収穫しました。後日、サツマイモの一部が、ふたば未来学園高等学校から子どもたちへプレゼントされました。
11月2日には乳幼児健診を開催し、他町村の乳幼児も含め18人の参加がありました。また、9月から11月まで月2回、計6回、「げんキッズ」を開催し、親子併せて54人の参加がありました。

環境防災課

9月21日から9月30日までの「秋の全国交通安全運動」期間中、役場前国道6号交差点や駅前交差点において、双葉警察署および富岡地区交通安全協会広野分会の協力をいただきながら、朝の通勤・通学時間帯に交通立哨を実施しました。運動初日の21日と最終日前日の29日には役場職員も横断幕などを持ち、啓発を行いました。
9月23日夜、町民が行方不明になり、ご家族から消防団に協力依頼がありました。24日早朝から双葉警察署、消防団、町幹部職員が捜索を行った結果、消防団員が行方不明者を発見し、無事保護されました。
9月24日、総合グラウンドにおいて、多くの来賓のご臨席をいただき、広野町消防団、婦人消防隊、東京電力広野火力発電所自衛消防隊の参加の下、秋季検閲式を行いました。団員などの品位および技能の錬磨に努めるため、通常点検および機械器具点検、分列行進、小隊訓練を行いました。
10月5日、震災で流失した第3分団消防屯所の再建に続き、第3分団へ小型動力付積載車の引渡しを行いました。この車両の特徴は、オートマティックギアで、若い消防団員が運転しやすい仕様となっています。
10月6日午後11時58分、福島県沖を震源とする震度5弱の地震が発生し、関係各課で特別警戒配備をとりました。町内での地震による被害や福島第1、第2原子力発電所も異常がなかったことから、午前4時に警戒配備を解きました。
10月21日午前10時から広野町消防団、富岡消防署、双葉警察署、社会福祉協議会の参加の下、震災後4回目となる広野町津波避難訓練を実施しました。今回の訓練には、駅東側の集合住宅や折木高萩地区にお住まいの方、広野みらいオフィスに勤務している方など約50人が参加し、一時避難場所までの通路や、避難に要する時間の確認、消防団の警戒位置の検証を行うなど、有意義な訓練となりました。
10月22日午後1時、台風21号の警戒態勢をとりました。22日午後6時15分に大雨警報が発表され、被害の発生が予想されることから、午後7時50分に、町全域に避難準備・高齢者等避難開始を発令し、公民館に避難所を開設しました。3世帯6人の方が避難し、台風の影響が小さくなったことから、24日午前9時に帰宅されました。この台風による人的被害や住宅被害はありませんでした。
11月12日午前9時30分から消防水利の少ない山林での火災を想定し、亀ヶ崎地区集会所周辺の用水路を給水地点、南沢地区の山林を火災現場とし、消防団員60人、消防車両13台が参加し、つなぎ放水訓練を実施しました。火災の多発期を迎え、本番さながらに取り組み、技術の向上を図ることができました。

産業振興課

10月22日、広野町公民館において広野地区ほ場整備事業の地区別総会が開催され、相双農林事務所より現在の進捗状況ならびに今後のスケジュールが説明されるとともに、事業を実施する上での各種基準、価格などの議案について関係地権者のご理解のもと承認され、事業着手に向け一歩前進しました。
11月1日、広野町役場前において、ふるさと応援寄付金3万円以上の納税者に対する返礼品として、特別栽培米コシヒカリと広野産大豆を使用した無添加味噌の発送式を行い、全国24道府県95人の納税者に向けて第1便を発送しました。第2回の発送は、平成29年1月に予定しています。
11月4日、ひろの秋祭りの一環として農業団体、商業団体などのご協力をいただき収穫祭を開催し、来場者に広野町の食をお楽しみいただきました。
11月18日、19日の2日間にわたり三郷市産業フェスタに参加し、広野産米のつきたて餅を約1200人の三郷市民に配布し、これまでの支援に対する感謝・御礼と広野産米、野菜、加工食品の風評被害の払拭を含めたPR活動を行いました。

建設課

防災拠点道の駅ひろの造成事業につきましては、国道6号線と接続する第1期分として、残地森林を含む約6ヘクタールの地形測量および用地測量、ボーリング調査は終了しました。土質は、砂質泥岩で盛土材として利用可能であることから、公設の土取り場として位置付け、広野町以北の災害復旧事業と復興事業などに活用します。また、現在、森林法および採石法に基づき相双農林事務所と相双地方振興局との協議により、整地設計および防災調整池の設計ならびに事業区域全体における残地森林の配置計画を実施しています。
事業用地の取得につきましては、事業計画区域の第1期分として、公有地拡大の推進に関する法律により、関係地権者から土地買取希望申出書に合意をいただきながら土地売買契約と物件移転補償契約を進めており、土取り採取計画の許可申請事務を整え、国土交通省磐城国道事務所との連携を図り、土取り造成工事を推進します。

学校教育課

9月30日、震災後5回目となる幼稚園庭での運動会を開催しました。当日は天候にも恵まれ、ご家族が応援するなか、園児たちは元気いっぱいに競技を繰り広げました。
10月7日、小学校の学習発表会を開催しました。参観に来られたご家族の前で、児童たちは、合唱や演劇など、これまで練習してきた成果を立派に発表していました。
10月15には、国際フォーラムにおいて、広野町中学生海外研修報告会を開催しました。報告会において生徒たちは、研修を通して学んだこと、感じたことについて、グループ毎に協議し、発表しました。
10月29日、中学校において広蛍祭を開催しました。本年度は「飛翔」をテーマとして、伝統の継承と新たな校風の確立をめざし、生徒たちは、体験発表や学級発表に真剣に取り組んでいました。
11月8日・9日の両日、昨年に引き続き「ヤングアメリカンズ」が開催されました。9日の夕方には、参観に来られたご家族を前に、2日間の練習の成果を小中学校の児童生徒228人が一丸となって、迫力ある演技を披露しました。
11月13日、長野県弁護士会の法教育委員18人を講師に迎え、法教室を開催しました。小学6年生と中学1年生による混同の班編成により、裁判員裁判の模擬裁判を体験授業形式で指導をいただき、児童・生徒とも積極的に参加していました。
12月2日、幼稚園の生活発表会を開催しました。ご家族の皆さんに多数ご来場いただき、園児たちが一生懸命練習しました音楽や劇を鑑賞し、楽しい時間を過ごしていただきました。
なお、12月1日現在の幼・小・中学校の就園・就学状況は、幼稚園59人、小学校146人、中学校82人、合計287人となっています。

生涯学習課

9月23日、福島市の県営あづま球場において開催された第11回市町村対抗福島県軟式野球大会1回戦において、本町チームは富岡町と対戦し、4対2で6年ぶりの勝利をつかみ取りました。翌24日、須賀川牡丹台球場において、三春町との2回戦を行いましたが、健闘及ばず3対20で敗退という結果となりました。
10月21日、相馬市において開催された第4回市町村対抗福島県ソフトボール大会は、台風21号の接近に伴い前日に降った雨によりグラウンド状況の悪い中で本町チームは玉川村と対戦しましたが、健闘及ばず4対19で敗退という結果となりました。
11月4日・5日の両日、ひろの秋祭りの一環として「文化展」を開催しました。子どもたちをはじめ、各種団体より多くの力作が披露されました。また、実演コーナーにおいては、来場者が手芸、切り絵などを楽しんでいました。
11月19日、第29回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会・ふくしま駅伝は白河市総合運動公園陸上競技場をスタート、福島県庁をゴールとして開催され、16区間94.8キロメートルで健脚を競いました。昨年度の過去最高の成績を更新すべく日頃より厳しい練習をしてきた選手の頑張りにより、全員が無事完走し、総合成績においては53チーム中、27位、町の部においては29チーム中、10位となり悲願の入賞を果たすことができました。
12月3日、東日本大震災以降3回目となる第21回広野町生涯学習発表会を町中央体育館において開催しました。吉野正芳復興大臣をはじめとするご来賓多数のもと、出演された各団体の皆さんは、日頃の稽古の成果を多くの来場者の前で披露しました。中でもふたば未来学園高等学校吹奏楽部の迫力ある演奏は来場者を魅了していました。

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