令和元年6月13日 町政経過報告

ページ番号1002007  更新日 2022年2月10日

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令和元年第2回広野町定例会 町政経過報告(抜粋)

総務課

4月19日、行政サービスの質の向上を図るべく、町職員等の能力開発・人材育成に積極的に取り組む組織風土の醸成及び職員自身の意識改革を目的とする研修会「プロフェッショナルセミナー」を開催しました。今回は公益財団法人日本サッカー協会会長の田嶋幸三様を講師にお迎えし「夢があるから強くなれる。世界を目指す日本サッカー」のテーマで講演されました。当日は社会福祉協議会、広野町振興公社、ふたば未来学園からも多数の参加がありました。この講演を通し、職員力の向上、行政サービスの質の向上につなげていきます。
4月26日、広野町中央体育館会議室において平成31年度行政区長会議を開催し、各課担当課長が平成31年度の重点事業などを説明し事前にいただいていた行政区長からの要望・質問事項について回答しました。
5月19日、午前10時及び午後6時から広野町中央体育館会議室において住民説明会を開催しました。多くの住民参加の下、各担当課長等から令和元年度の重点事業を説明し、さまざまな意見が交わされました。
5月31日、福島県広野町東日本大震災の記録第三版を編集発行するため、8名の委員を委嘱し、第一回編集委員会を開催しました。東日本大震災と東京電力第一原子力発電所の事故から私たちが歩んできた道を、震災の記憶を風化させることなく記録に残し、後世に確実かつ正確に伝えることが出来るよう取り組んでいきます。

復興企画課

広野駅東側第二期開発(住宅用地)整備事業につきましては、東日本大震災及び原子力事故以降、双葉地域において住宅用地を確保することが困難であり、住宅需要も継続して高い状況にあることから、新たに住宅用地及び住宅を整備する計画として進めて参りました。3月5日に開催したプロポーザルによる開発事業者の選考会でパナソニックホームズ株式会社に決定し、4月23日に町三役並びに町議会議長、副議長及びパナソニックホームズ株式会社の関係者が出席のもと、開発推進に関する協定を締結しました。事業規模は、総面積2万794平方メートルで、開発予定区画数は57区画とし、令和3年3月末の造成完了を予定しております。
4月20日、福島県並びに双葉地方町村会及びJR東日本水戸支社と共に進めてきましたJR常磐線広野駅と木戸駅の間に位置する「Jヴィレッジ駅」が新駅として完成し、「サッカーナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ」の全面再開に合わせて記念式典が開催されました。JR東日本水戸支社によりますと、当日の駅利用者数は約5千人と公表されております。現在はイベントなどの開催に合わせて開業する臨時駅ですが、今後はJR常磐線の全線開通に向けて常設駅となるよう、また、広野駅の特急停車の要望と合わせて双方の駅の利用促進につながる施策を検討していきます。
更に、同日に開催されたサッカーナショナルトレーニングセンターJヴィレッジの全面再開イベントには、高円宮妃殿下をはじめ渡辺復興大臣、内堀知事など、多数のご来賓のご臨席のもと盛大に開催されました。参加総数は約2万人と発表されており、賑わいが復活したJヴィレッジを日本サッカー協会の田嶋会長も「サッカーの聖地が復活した」とコメントしています。来年には、東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーの出発地として注目を浴びており、交流人口の拡大と復興が進む被災地の情報を国内、全世界へ発信していきたいと考えております。
5月1日は、「平成」から「令和」へと新しい時代の幕開けとなりました。新天皇が即位され、新しく元号に選ばれた「令和」の典拠となったのは万葉集の梅花の歌の序文と言われています。当町にも、国道6号の西側にある二ツ沼には万葉の歌碑があることから、新元号に因み、吉野前復興大臣並びに町議会議長、副議長のご臨席を賜り歌碑の前に「梅の木」を記念植樹しました。
5月3日、平田村「ジュピアランドひらた」において、去る3月9日に広野町、平田村、西会津町の関係者と議会議員が一同に会して締結した「浜・中・会津友好交流協定」にもとづき、友好の証として記念植樹が行われました。当日は、「2019ジュピアランドひらた芝桜まつり」のオープニングセレモニーも併せて行われ、盛大に開催されました。今後とも、三町村の交流を教育、文化、観光へ発展させ友好を深めて参りたいと考えています。
6月6日、7日、吉野正芳前復興大臣のもと、渡辺博道復興大臣、世耕弘成経済産業大臣、原田義昭環境大臣、自由民主党東日本大震災復興加速化本部額賀福志郞本部長、山口那津男公明党代表、に対し町議会との合同で「復興推進体制の継続について」他21項目について要望いたしました。東京電力ホールディングス株式会社に対しては「福島第一原子力発電所の安全対策の徹底と着実な廃炉、適時適切な情報提供について」、株式会社JERAに対しては「広野火力発電所の発電規模の維持と運転再開について」などを要望いたしました。

健康福祉課

町民の皆さんが、健康で安心して暮らせるよう医療環境の充実向上を図ることを目的とした医療環境向上推進事業につきましては、平成30年度において、土曜・日曜・祝日等の休診日、延べ150日間において当番制による診療体制を整えることが出来ました。また、救急患者の受け入れは、診療時間内26名・診療時間外340名・深夜時間36名、延べ402名の受け入れとなっております。
3月29日、放射線に関する有職者で組織する第5回の広野町放射線健康対策委員会を開催し、外部被ばく・内部被ばく、食品等のモニタビングデータをもとに、放射線防護対策についての分析・評価と、31年度の取り組みに対する助言をいただきました。
本年3月、健康増進法および食育基本法に基づき、町民の健康増進の推進、食育の推進に関する施策を展開するため、「第二次広野町健康づくり計画」を策定しました。この計画に基づき、健康寿命の延伸を目指し、健康相談、健康教室、家庭訪問、各種健診などの様々な施策に取り組み、町民の健康づくりを推進します。
また、自殺対策基本法に基づき、「広野町自殺対策計画」を策定しました。この計画に基づき、「生きることを支えあい 一人ひとりの大切ないのちを みんなでつなぐまち」を目指し、こころの相談会やゲートキーパー養成講座などの様々な事業を展開します。
4月22日、地域包括ケアシステムの構築、在宅医療と介護連携の施策を講じることを目的に、医療、介護及び保健機関がより円滑な情報共有を図ることが可能な情報共有ツールを一本化した町独自の「地域連携手帳」を作成するため、医師、薬剤師、看護師や社会福祉士など、22名の委員を委嘱し、広野町健康福祉手帳作成事業検討委員会を開催しました。
4月26日、町民の健康づくりと保健事業の円滑な運営を図るため、広野町保健協力員・母子推進員10名の委嘱を行いました。

こども家庭課

4月4日、広野町児童館で入館式を行い、広野小学校の児童86名が入館しました。
4月6日、幼保連携型認定こども園「広野こども園」の開園式・入園式を行い、ゼロ歳児から5歳児までの78人が入園しました。園内には、広々とした遊戯室や園庭など、子どもたちが安心・安全に過ごせるよう環境の整備に努めております。
4月15日、初めての妊娠・出産・子育ての不安などを解消することを目的に、助産師さんによるミニ講座「トツキトウカ事業」を開催し、2名の妊婦と配偶者1名の参加があり、参加者からは、「直接助産師に相談ができ、不安解消になった。」との感想を頂きました。
4月16日、5月21日の両日、乳幼児健診を実施し、富岡町から避難している乳幼児も含め、14名の参加がありました。
5月8日、広野町子ども・子育て支援会議を開催し、保護者や学職経験者など11名に委嘱状を交付しました。新たな「子ども・子育て支援計画」の策定に取り組んでいきます。

環境防災課

4月より児童・生徒の徒歩通学再開に伴い、4月1日付けで広野町交通教育専門員2名を新たに委嘱し、4月8日の登校時から3名体制で国道6号役場前交差点、折木大平交差点及び老人福祉センター前横断歩道において、交通事故防止活動を実施しております。
4月6日から4月12日まで「新入学(園)児童・園児の交通事故防止運動」期間中、通学路における交通事故防止を図るため、登校時に役場職員による交通巡回を実施しました。
5月11日から5月20日まえの「春の全国交通安全運動」期間中、国道6号線役場前交差点及び駅前交差点などにおいて、双葉警察署及び富岡地区交通安全協会広野分会のご協力をいただきながら、朝の通勤通学時間帯に交通立哨を実施しました。期間中の13日と最終日の20日には、役場職員全員参加により横断幕、手持ち看板などを持ち交通立哨を行いました。
広野町安心・安全ネットワーク会議は3月27日、4月22日及び5月20日に国道6号役場前交差点及び日の出橋交差点などにおいて、交通事故防止のための交通立哨を実施し、安全運転を呼びかけました。
4月21日、総合グラウンドにおいて、多くのご来賓のご臨席をいただき、広野町消防団、広野町婦人消防隊、株式会社JERA(ジェラ)広野火力発電所自衛消防隊、総勢57名の参加のもと、春季検閲式を行いました。団員等の品位及び技能の錬磨に努めるため、通常点検及び機械器具点検、小隊訓練を行いました。
また、4月1日付けで秋田英博氏を新たな消防団長に任命しました。3月31日付けをもって勇退された矢内光正前団長におかれましては、団長歴7年2ヶ月の長期にわたる町民の安心・安全のため尽力されましたことに対しまして敬意を表するとともに衷心より感謝申し上げます。
5月24日に開催した広野町水防協議会において、近年の大規模水害発生に伴う水防法の改正、県水防計画の修正などを反映させた広野町水防計画が承認されました。会議に先立ち21名の委員に対し委嘱状の交付を行いました。
また、同日開催の広野町防災会議において、近年の災害教訓を踏まえた法改正や国・県防災計画の改正にあわせて全面見直しを図った広野町地域防災計画が承認されました。会議に先立ち26名の委員に対し任命書の交付を行いました。

産業振興課

4月1日から、広野町警戒パトロール隊のパトロール時間を、午後3時から翌朝8までと改めました。小中学生の徒歩通学をはじめ、夜間を中心に町内の見回りを行うこととしました。
4月10日には、平成30年6月の行幸啓と天皇皇后両陛下の御大婚60周年をお祝いして記念植樹式を開催いたしました。
5月13日には、「広野町緑の少年団」結団式を開催し、広野小学校6年生、32名が入団しました。
5月14日には、6月1日から施行する新たな指定制度のもとで、ふるさと納税の対象となる地方団体が指定され、本町は、令和元年6月1日から、翌年9月30日まで、1年4ヶ月間の指定を受けました。
5月20日には、昨年に引き続き、原子力被災12市町村農業者支援事業説明を開催し、支援内容の説明と農業者支援事業申請希望者との個別相談を行い、事業希望者が円滑に申請できるよう取り組みました。
下浅見川地区の6ヘクタールの水田におきましては、地権者の皆さまより震災直後の場所の提供にご理解とご協力をいただき、この春8年ぶりに当地区の水稲作付けが再開することができました。地権者の皆さまに衷心より感謝申し上げます。6月8日、水稲作付けを記念して、田んぼアート事業に係る田植えイベントを開催しました。当日は、町民をはじめ、ふたば未来学園の生徒や県外からのボランティアなど、150名が参加しました。
本年度の水稲作付け面積については、ほ場整備事業の取り組みにより、約147ヘクタールと見込んでおります。今後、作付けされた水田の現地確認を行い、集計作業を行っていきます。

建設課

道の駅整備については、平成31年3月に工事用道路設置工事及び敷地伐採工事が完了し、土取りのための準備が完了しました。富岡町との土砂採取開始に関する協議を経て、令和元年5月8日より富岡町が30万立方メートルの土砂運搬作業を開始しました。
予定通り令和2年度末に土砂採取・運搬が完了するよう、関係機関との連携を図り、事業を進めていきます。
6月2日、昨年に引き続き、河川と海岸の愛護月間に先立ち、町民と河川愛護団体等の協力をいただき、浅見川、折木川、北迫川流域全体の良好な河川環境の保全と再生を積極的に推進するとともに、河川愛護意識の醸成を図ることを目的に、広野町クリーンアップ作戦を実施しました。今年度は広野町立地企業連絡協議会の協力もいただき、310名の参加者により、ふるさと広野の河川清掃作業に取り組みました。次年度に向け、参加者には水を配布することを検討し、引き続き美しい河川環境の保全に努めます。

学校教育課

4月5日、JFAアカデミー福島14期生男子16名、女子6名の入学式が静岡県御殿場市において開催され、当町から教育長が出席しました。
4月8日、広野小学校・中学校において入学式が行われ、小学校33名の児童、中学校27名の生徒が1年生として入学いたしました。小学校の全児童は161名、中学校の全生徒は76名となっております。
同日、福島県立ふたば未来学園中学校の開校並びに中学校第1回・高等学校第5回の入学式が行われ、中学校60名、高等学校146名の新入生及び中学校編入生21名が新たな決意のもと、未来に向け挑戦を始めました。
5月10日、小・中学校において、地震及び原子力災害を想定した「小中合同避難訓練」を実施しました。今年は中学校が本来の校舎へ移動してから初めての訓練となり、移動経路・移動時間等を確認しながら、児童生徒の保護者への引き渡しについて合同避難訓練を行いました。
5月18日、広野小学校の運動会が開催されました。児童たちは、「初めての令和の勝負勝ち取るぞ」をスローガンに、練習の成果をしっかり出し切り、最後まで頑張りました。ご家族の参加のもと盛会裏に執り行うことができました。
5月25日、第6回目となる町営学習塾の開校式を行いました。今年度は広野中学校及びふたば未来学園中学校から25名の生徒が参加しました。開校式では、講師を努める首都圏の大学生11名に委嘱状を交付しました。
本年度より小・中学生の2キロメートル以内の徒歩通学の再開に当たり、関係各課と連携を図り、通学路の巡回パトロールや役場前交差点における交通安全立哨等を実施しました。福島県警のもと、広野町警戒パトロール隊(青パト)、防犯協会の協力により通学時間帯のパトロールの強化体制を図りました。

生涯学習課

日本の伝統文化に親しむことを目的に小・中学生を対象とした子ども茶道教室を二ツ沼総合公園清明館において4月27日より開催しました。子ども茶道教室には小学生をはじめ、14名の申込みがあり、12月まで毎月1回開催し茶道の基本を学びます。
5月19日より、町内在住・在勤の方を対象に7つの教室を開講しました。各教室には合わせて75名の申込がありました。生涯学習の推進を図りながら、参加者同士で交流を深めるなど、地域コミュニティの場としての環境整備に取り組みます。
5月26日には、五社山登山を実施しました。ゲストとして、「公益財団法人福島県文化振興財団理事長の杉 昭重」様をお迎えしました。町民、広野こども園、広野小、中学生、ふたば未来学園中学校の生徒や先生の皆さん方々約90名参加いただきました。

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