令和元年9月10日 町政経過報告

ページ番号1002006  更新日 2022年2月10日

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令和元年第3回広野町定例会 町政経過報告(抜粋)

総務課

7月6日、JR広野駅及び周辺において、広野駅環境美化推進協議会をはじめ、広野町婦人会、地元企業、JR東日本、役場職員など多数の方の参加をいただき、駅構内や駅前広場の清掃・除草作業を実施しました。
7月3日公示、7月21日投票の日程で、第25回参議院議員通常選挙が執行されました。選挙管理委員会においては、投票率の向上にむけた広報・啓発活動を積極的に行い有権者に投票の呼びかけをしました。投票率は福島県選出議員選挙において56.67パーセント、比例代表選出議員選挙において56.62パーセントでありました。
8月2日に茅ヶ崎市長と掛川市長、8月15日に岐阜市長、8月22日には三郷市長を表敬訪問し、職員の派遣に対してのお礼を申し述べました。
8月10日、伊東市で開催された第73回按針祭に広野町議会副議長、総務文教常任委員委員長、産業厚生常任委員会委員長と教育長、教育次長、出納室長が出席をし、交流を深めました。
8月19日、20日、係長職以上の管理職を対象とした危機管理研修を実施いたしました。「自治体とリスク管理問題」、「危機管理と知識伝達の問題」等の講義をいただき、問題解決に向けた演習をワークショップ形式で実践し、危機管理における基礎を学びました。職員の危機管理意識向上のための取組を継続していきます。

復興企画課

二ツ沼総合公園のバナナ栽培事業については、東日本大震災及び原子力事故により使用されなくなった、フラワーパーク内、大型ハウスの利活用を検討していたところ、JA福島さくら等か岡山の国産バナナを紹介して頂きました。インパクトがあり、新たな特産品として誇れる作物となると確信し、事業の遂行を決定しました。その後、作付けした苗が順調に生育したことから、バナナの販売先として地域観光のランドマークであるスパリゾートハワイアンズと話し合いを進め、6月21日に親会社である常磐興産株式会社と連携協定を締結しました。
7月4日、アサヒグループホールディング株式会社からバナナ栽培事業に対し、地域振興事業の名目で昨年、今年と計400万円の寄附を贈呈頂きました。これらの資金は、収穫したバナナを熟成させる追熟庫の建設費用として充当いたしました。アサヒグループホールディング株式会社からは、これまで800万円の寄附を頂いております。
8月3日、新校舎となった「福島県立ふたば未来学園高等学校」を会場に開催した、第4会ふくしま学(楽)会「ふくしまから伝えたいこと、知らなければいけないこと。」では、早稲田大学はじめ東京大学、京都大学などの研究者、地元住民やNPO団体、ふたば未来学園高校生など約100名が参加し「まちづくりと住民参加」、「持続可能な農林水産業の創造と地域再生」、「再生可能エネルギーとスマートタウン」、「1F事故処理・廃炉と汚染水問題」をテーマにそれぞれの研究成果を発表しました。その後、座談会やパネルディスカッションを行い、参加者の知見を深める活動となりました。
8月4日、第4回福島第一廃炉国際フォーラム「福島第一廃炉と未来について話し合おう」が避難の解除された富岡町文化センター「学びの森」で開催されました。国や東電、廃炉関係者、地元住民、高校生ら約600名を交え、情報の正確な発信、合意形成のあり方、地域の将来像などについて議論を行いました。単なる廃炉の議論に終わることなく、課題解決を通じて若者参加と地域活性化に繋がる議論となることを願います。
8月9日、内堀福島県知事を迎えてバナナの初収穫を行いました。知事からは「広野でのバナナ栽培は復興のシンボルになる」とのお言葉を頂き、期待の大きさに身の引き締まる思いであります。今回収穫したバナナは、昨年定植した150株のうちの一株で、約100本の収穫がありました。今後、2月末までに約3万本のバナナを収穫する予定です。
また、初収穫にあわせて広野産バナナの名称も発表しました。正式名称は「朝日に輝く水平線がとても綺麗なみかんの丘のある町のバナナ」とし、愛称を「綺麗」といたしました。384編の公募の中から、厳正な審査を経て決定しました。
8月27日、福島復興局長、福島県知事及び県幹部、福島県町村会長らに、熟成させたバナナの初披露として、ご試食頂くため、広野産バナナ「綺麗」の贈呈を行いました。今後は、住民の皆さまにお披露目をし、地域の特産品として親しみをもって頂けるよう取り組みと共に、着実な生産と業務運営の推進に向けて、町づくり会社である株式会社広野町振興公社と連携を図っていきます。
9月2日、広野町と東京パワーテクノロジー株式会社との工業団地進出に伴う事業の推進協定を、広野町議会議長及び副議長の出席のもと執り行いました。火力発電所から発生する石炭灰、スラグをリサイクルし建設資材を製造するプラントを建設いたします。本事業は、地域の雇用拡大はもちろんのこと、火力発電所の立地町として重要な役割であると考えております。

健康福祉課

7月9日から13日までの5日間、広野町保健センターにおいて総合検診を実施いたしました。受診者数は、国保特定健康診査426名、後期高齢者健康診査197名、社保被扶養者特定健康診査75名、その他の検診13名、合計711名でした。今回受診されなかった方の受診機会として9月1日、日曜日に検診日を設けるとともに、国保特定健康診査の未受診者に対して受動勧奨通知を行い、受診率の向上を図りました。
この検診結果につきましては、9月9日から18日までの期間において、福島県医師会及び福島県立医大の協力の下、保健センター及び地区集会所、7箇所において、生活習慣病予防と重症化予防を念頭に、「検診結果説明会」を開催しております。
女性特有の疾病である「乳がん・子宮がん」の早期発見・早期治療を図るため、7月1日から10月31日の期間、乳がん検診・子宮頸がん検診についえ検診日・検診場所を設定し、広野町保健センター又はいわき市の医療機関において実施しています。
9月4日、令和元年度広野町敬老会を町中央体育館において開催し、結婚50周年を迎えられた7組のご夫婦へ福島民報社とともに金婚夫婦表彰を行い、最高齢者及び満85歳以上の高齢者に対して記念品の贈呈を行いました。余興として「ものまね歌謡ショー」、「マジックショー」を開催し、来場された約300名の高齢者の皆さまは、楽しい一時を過ごしました。
福祉のまちづくり事業として昨年度から取り組んだ「広野町健康福祉手帳」が完成し、来場された高齢者の皆さまに手渡しで配布しました。

こども家庭課

6月18日、7月23日及び8月20日に乳幼児健診を実施し、双葉町、富岡町の乳幼児も含め、35名の参加がありました。
6月21日、広野こども園として初めての保育参観・給食参観を実施いたしました。当日は81名の保護者参加のもと、クラスごとに七夕飾りの制作やゲームなどを行い、親子で楽しい時間を過ごしました。
6月28日、広野こども園の外構工事が完成し、翌29日より駐車場を利用いただいております。工事期間中は、長期間にわたり園児保護者の皆さまにご不便をお掛けしましたが、ご理解ご協力をいただき心より御礼申し上げます。
7月3日、今年度2回目となる「トツキトウカ事業」を実施し、夫婦で参加の2組を含む6名の妊婦が、助産婦によるミニ講座を受講いたしました。
7月20日、結婚支援事業の一環としてJヴィレッジにおいて婚活イベントを開催し、男性13名、女性10名の参加がありました。引き続き、様々な少子化対策事業を展開していきます。

環境防災課

6月18日、午後10時22分頃、山形県沖を震源としたマグニチュード6.7の地震が発生しました。本町では震度4を記録したことから、関係各課において警戒配備体制をとりました。この地震による被害が無かったことから、6月19日の午前1時20分に警戒配備体制を解除しました。
7月4日、自然災害や大規模事故等並びに町民等の生命、身体及び財産に重大な被害が生じ又は生じるおそれがある緊急事態が発生した場合において、無人航空機により災害状況等を迅速に把握する事を目的として、広野町議会副議長の出席のもと、株式会社大和田測量設計と「災害時等における無人航空機による情報収集活動(撮影等)に関する協定」を締結しました。
7月23日、広野町安心・安全ネットワーク会議を開催し、声掛けからの防犯対策、あおり運転対策、ごみ分別状況について協議しました。
7月24日、福島県女性防火クラブ連絡協議会総会において、広野町婦人消防隊の長年にわたる火災予防普及活動が認められ、福島県女性防火クラブ連絡協議会会長より、磯邉すみ江婦人消防隊長が代表で優良女性防火クラブ表彰を受賞しました。
8月4日、午後7時23分頃、福島県沖を震源としたマグニチュード6.4の地震が発生しました。本町では震度4を記録したことから、関係各課において警戒配備体制をとりました。この地震による被害が無かったことから、8月5日の午前8時35分に警戒配備体制を解除しました。
8月16日、町内の河川と海岸の環境を守るため、盆送りのための焼香台と供物台を役場敷地内に設置し、早朝より多くの方々に活用いただきました。
9月3日、庁内等において火災、自然災害が発生又は発生すると見込まれる場合、特にJヴィレッジ、ふたば未来学園校舎などの大型施設、中・高層のビル、宿泊施設などにおいて火災が発生した場合、株式会社JERA広野火力発電所の持つ技術力、資機材等の提供をいただき、火災等の災害に対応することを目的として、広野町議会議長、副議長ご臨席のもと、双葉地方広域市町村圏組合消防本部、株式会社JERA広野火力発電所と「災害時における消防活動支援に関する協定」を締結しました。
9月8日、第68回福島県消防協会双葉支部幹部大会が富岡町において開催され、広野町消防団並びに婦人消防隊幹部が参加しました。大会の中で長年の消防人としての活動が評価され、国・県及び消防協会双葉支部からの表彰が行われ、町消防団員6名が受賞しました。また、平成31年3月31日付けで退職された矢内光正前消防団長に福島県消防協会双葉支部長より退職団長感謝状が贈呈されました。

産業振興課

令和元年産米の取組み状況につきましては、作付された水田の全筆調査より、農家戸数89戸、作付面積148ヘクタールです。
6月12日と7月2日にあぜ道相談会を行い、延べ61名の出席者に水稲栽培管理、病害虫防除対策などの現地説明を行い、対策等の周知を図りました。
7月6日は、福島県事業再開・帰還促進事業を利用し、町民の帰還促進と町内事業者の支援を目的としたプレミアム付ひろの商品券を広野町商工会において販売を開始いたしました。9月5日現在で1万486セット、額面にして1億5729万円の商品券を販売しています。
7月8日、高性能林業機械の使用による施業効率化や大型トラック運搬による木材搬出機能アップを図ることを目的として、林専道柴橋~東黒森線開設工事に係る工事を発注しました。
7月25日、間伐等の森林整備と放射性物質対策を一体的に実施し、森林を再生することを目的として、令和元年度ふくしま森林再生事業の土ヶ目木、上田郷、後作地区に係る森林整備業務委託を発注しました。
8月11日には、令和記念、広野町サマーフェスティバル2019を二ツ沼総合公園において開催し、吉野正芳前復興大臣をはじめ、多数のご来賓並びに町内外からの1万人を超える来訪者に、広野の夏の風物詩を堪能していただきました。

建設課

6月から8月にかけては工事及び業務委託の発注に努め、歩行者通行帯のカラー舗装化による安全性の向上や支障木の除去による見通しの確保等の道路の維持補修や橋梁点検等に重点を置き取り組みました。
防災拠点道の駅整備については、土砂の搬出先となる富岡町との協定のもと、令和2年度内に土取りが完了するよう相互に連携し、土砂の搬出を進めています。土取りについては、国道の安全を確保するため仮設防護柵の設計を国土交通省磐城国道工事事務所で進めています。関係機関と連携を図り、事業を推進していきます。
浅見北地区農業基盤整備促進事業については、2月に着手し11月完成を目標に久保田工区及び宮田工区について施工しています。6月に久保田工区が完了し、宮田工区については進捗が9割です。宮田工区の支障電柱の移設について東北電力株式会社、東日本電信電話株式会社と協議中であり、支障電柱移設後、引き続き工事を進め、工期内完成を目指します。工事完成後は、確定測量を実施し、換地計画書を作成し換地処分の手続きに入ります。

学校教育課

7月3日、本年度2回目の広野町通学路交通安全推進会議を開催しました。庁内関係者はもとより、学校関係者、警察、国、県の道路管理者が出席しました。保護者からのアンケート結果より、通学路危険箇所について、実際に現地に赴き、それぞれ専門的立場から、その具体的対応策について協議しました。
8月16日から23日の8日間の日程で、カナダ・ヴィクトリア市を中心に、中学生海外教育交流派遣事業を実施いたしました。本年度は、中学2年生11名、引率として学校教育課、生涯学習課職員並びに中学校教員を派遣いたしました。現地では、ホームステイのほか、同世代の人たちとの交流など様々な体験をすることで、異文化への理解を一層深めることが出来ました。
7月23日、24日に開催された第62回福島中学校体育剣道競技において、広野中学校女子剣道部が団体第2位となり8月5日からの東北大会において、団体ベスト8の成績でした。

生涯学習課

6月から9月にかけて「広野町ふるさと創生大学」を開催しました。65名の申込を受け、6月6日には入学式と「あなたも詩人、童謡のまち広野から生まれた童謡(うた)から学ぶ」と題しまして、日本同様協会会員の渡部千津子(わたなべちづこ)先生の授業を実施しました。第2回となる7月4日には、「Jヴィレッジの復興・展望について」と題しまして、株式会社Jヴィレッジ代表取締役副社長上田栄治(うえだえいじ)先生、第3回目となる8月1日には「交通事故防止について」と題しまして、双葉警察署地域交通課長田中秀幸(たなかひでゆき)先生、最終回となる9月5日には「復興を支える人のつながり」と題しまして、元福島県立富岡高等学校校長青木淑子(あおきとしこ)先生の授業を実施しました。今年は例年より1月早い開催でありましたが、第1回目に30名、第2回目に34名、第3回目に42名、第4回目に30名の町民をはじめ、多くの皆さまにご参加頂きました。
7月7日、双葉郡スポーツ交流大会が、本町を主な会場に開催されました。雨のため、野球、グラウンドゴルフは中止となり屋内競技のみの開催となりましたが、熱戦を繰り広げ、剣道個人で準優勝、バレーボールで第3位の成績となりました。
7月21日、二ツ沼パークゴルフ場において、105名の参加者により集団対抗パークゴルフ大会を開催しました。各行政区長を始め関係各位のご協力のもと無事に大会を終えることができました。結果は、第5集団が優勝しました。
7月31日、小学生29名の参加の下、夏休みアウトドアクッキング教室を開催しました。例年、公民館の広場で行っていましたが、本格的なアウトドア活動を体験するため、今年は二ツ沼総合公園バーベキュー広場で実施しました。子どもたちは、協力して取り組むことの大切さを学びました。
8月4日には、第72回福島県総合体育体育スポーツ少年団体育大会剣道競技において、広野町剣道スポーツ少年団が、第3位入賞となりました。

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