高倉山トレッキングコース
高倉山は広野町の市街地にあり、標高122.5メートル、国道6号線からも山を見る事ができます。
遊歩道は史跡を見ながら、ゆっくり歩いても往復で40分。初心者にも登りやすい山です。
高倉山の登山口の手前には馬頭観音堂があります。折木大平には武士たちが馬の訓練をしていた馬場があったと言われております。
高倉山の魅力ポイント
一〜三曲輪(くるわ)
少しわかりづらいのですが、遊歩道の入り口からに入って程なくすると、遊歩道沿いにV字型に堀が続きます。
曲輪とは城の周囲を土や石などで築き巡らしたり、掘削により区切られた区画を指し、高倉山が城山であった事の証です。
この曲輪は山の自然の形状を生かした形になっており、現在では曲輪であるとは分かりづらいので、道沿いに谷になっている場所を注意してご覧ください。曲輪を見ながら頂上を目指します。
高倉稲荷
高倉山に城が築かれたとき、城を守るために稲荷が祀られ、「高倉稲荷」または「城稲荷」と呼ばれています。
現在では稲荷の前に高倉城跡の碑が建てられています。
稲荷の縁日は通常2月初めの午の日(初午)に行われますが、高倉稲荷は落城したと言われる旧暦の8月13日に行われます。
また、稲荷の祠近くには白蛇が住んでいると言われ、この白蛇の姿は、どのようなことがあっても見てはいけないと言われています。
稲荷に行くための道は険しくなっているので注意が必要です。
頂上の展望台
木々の間から見える山頂の眺めは、海をバックにした広野町を一望できます。頂上は展望台になっており周囲を見渡す事ができます。どの方向に何が見えるがわかるように、丸い標識があるので、風景と照らし合わせて、眺めてみるとより広野町を知る事ができます。
姫の洗濯板
高倉城は周りがほとんど険しい崖で囲まれた山城で、西方は虻木の山が連なり、その間にある沼沢は水を貯える堀の役割を担っていました。
この沢を超えるために城と虻木を結ぶ吊り橋がかけられていましたが、その吊り橋を支えるために沼沢の両側にある岩に綱がかけられていたそうで、その一つがこの岩と言われています。
荒々しく切り立ったこの大岩は洗濯板のように見えたため、姫の洗濯板と呼ばれています。
トレッキングの注意事項
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適切な装備: トレッキングには適切な装備が必要です。快適なハイキングブーツ、適切な衣類(通気性が良く、防水性があるもの)、帽子、サングラス、日焼け止め、地図やコンパス、必要な食料や水などを持参しましょう。
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ルートの事前確認: トレッキングを行く前に、ルートや地形、天候予報などの情報を事前に確認しましょう。インターネット上の情報源を活用し、安全なルートを選びましょう。
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十分な水と食料を携帯: 長時間のトレッキングに備えて、十分な量の水と栄養価の高い食料を携帯しましょう。水分補給を怠らず、飢えや脱水症状を防ぐようにしましょう。
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チームまたはパートナーと一緒に行動:トレッキングはできるだけ安全な状況で行うべきです。可能であれば、友人やグループと一緒に行動してください。
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天候の変化に注意: 山岳地域では天候が急変することがあります。雨、霧、強風、低温などの変化に備え、適切な防寒着と防水具を持参し、天候によっては中止してください。
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正しい技術や安全な行動を心掛ける: 正しい登山技術や安全な行動は非常に重要です。極端に難しいコースではありませんが、転倒や落下の危険を最小限に抑えるために、注意しながら歩いてください。
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環境への配慮: 自然環境を保護するために、トレッキングの際はゴミを持ち帰り、道から外れずに歩くようにしましょう。植物や野生生物への配慮も大切です。ルートを外れることなく、マーキングされたトレイルを守りましょう。
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地元周辺への配慮: 山は一部私有地となっております。ごみの持ち帰りや駐車スペース、騒音を抑えるなどのマナーを守りましょう。
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火気厳禁: 山火事防止のため火気厳禁です。五社山は保安林に指定されているため、土石・樹根の採掘や落葉の採取なども禁止となっていますのでご注意ください。
これらの注意事項に留意することで、トレッキングをより安全で楽しいものにすることができます。しかし、トレッキングは自然環境との接触が伴うため、リスクが常に存在することを忘れずに、慎重に行動するようにしましょう。