平成25年9月10日　町長メッセージ（町長一般経過報告冒頭のあいさつ）

町長一般経過報告　冒頭のあいさつ

皆さん　おはようございます。
本日ここに、平成25年第3回広野町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には、何かとお忙しい中、ご参会を賜り「平成24年度一般会計」及び「各特別会計」の決算認定並びに平成25年度一般会計補正予算案ほか特別会計補正予算案、条例の制定など、当面する重要案件について、ご審議を賜りますことに対し、心から感謝を申し上げます。
さて、明日11日は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災から、ちょうど2年半となります。改めて、亡くなられた方々のご冥福と行方不明者の一日も早い発見を心よりお祈りいたしますとともに、今なお不自由な生活を強いられている皆様にお見舞い申し上げます。今、広野町の水田では、稲穂が日増しに頭(こうべ)を垂れて、実りの秋が訪れるのを待ちわびているように思われます。
その一方で、連日のニュースでは東京電力福島第一原子力発電所の汚染水貯蔵タンクから汚染水が漏えいしている問題が取り沙汰されるなど、未だ事故の収束が見えてこない状況であります。先日、根本匠復興大臣と会談した際にも、汚染水の問題も含め原発事故は収束していないとの認識のもと、国が表に立って対応するよう強く要望したところであります。
国政に目を向けますと、本年7月21日に実施された第23回参議院議員通常選挙では、現与党である自民党及び公明党が改選議席121議席のうち、合わせて76議席を獲得して圧勝し、安定多数の議席を確保したことは周知のとおりであります。この結果、いわゆるねじれ国会が解消されることとなり、国政の迅速化が期待されているところです。しかしながら、先ほども述べました汚染水の問題や引き続き厳しさを増しつつある地方財政などの課題が山積しているほか、消費税の引き上げ判断やTPP協議など、地域や国民生活にも影響の大きな政治的判断が待ち受けております。
今後も国の動向を十分注視しながら、更なる復興に向けて邁進していく所存でありますので、議会並びに町民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成25年9月10日

広野町長