平成26年1月 町長メッセージ(年頭のごあいさつ)

ページ番号1002063  更新日 2022年2月10日

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平成26年1月 年頭のごあいさつ

ふる里「復興・再生」希望の年

謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
町民の皆さまには、新しい年を迎えられまして、今年一年のご健勝ご多幸を心よりお祈り申し上げますと共に、町政全般にわたるご理解とご協力に対しまして、心から感謝申し上げます。
年頭に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
私たちは、帰町・復興を成し遂げなければなりません。今なお多くの町民が町外での避難生活を送っておりますが、町民全員が広野町への帰還を果たせるよう、町職員と一丸となり、町政執行に取り組んで参ります。町民の皆さまがふる里に戻り、このすばらしい自然豊かな美しい広野町を復興・再生し、家族愛と笑顔に満ちた明るい町の未来を築く為に、町民の皆さまの先頭に立ち、後世に誇れる行政を遂行して参ります。
私は、帰町を進めるためには、生活再建を確かなものとする必要があると考えており、中でも「医」「職」「住」の課題解決に取り組んで参ります。
一つ目の「医」(医療)につきましては、震災後、医師・歯科医師不足が顕著となり、町内の医療体制の立て直しが必要です。二次、三次医療に向けたいわき市との連携を図って参ります。
二つ目の「職」、つまり雇用確保につきましては、現在は復興需要によって一時的に雇用が確保されているに過ぎません。住民の生活基盤を確保するため、新たな産業を町内に興していくことが重要だと思います。例えば、再生可能エネルギー産業の誘致や火力発電所の増設、医療総合研究、廃炉事業をはじめとした国の機関等を誘致して参ります。
三つ目の「住」(住居)につきましては、まず、徹底した除染とその効果の検証を行って参ります。さらに、震災・津波被災者に対する住宅支援策として、町営住宅の修繕・改築・増設等を実施して参ります。また、広域的観点に立ち、双葉郡住民のための住宅支援に取り組んで参ります。

これらの施策を推し進めるうえで最も重要となるのが、町民総参加による合意形成であります。行政はもとより、町民同士が共に手を動かし、足を動かし、汗を流しながら日常生活の楽しみを共有していくことにより、広野町全体で連帯感と絆が生まれ、被災の町から歴史と文化を継承し、新しい町、希望の光がきらりと光る町を創っていくことができるものと考えております。
この、前人未到の復興への道のりは、決して平坦なものではありません。町民の皆さまと共に山積する課題を解決、克服し、本年を皆さまの「希望」の年とすべく邁進して参ります。何卒、皆さまの特段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、私の年頭の挨拶といたします。

広野町長 遠藤 智

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