町長からのごあいさつ

ページ番号1005208  更新日 2026年1月22日

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写真:小松 和真
 広野町長 小松 和真

 アクセスありがとうございます。

 令和7年11月23日執行の町長選挙におきまして、多くの町民の皆様の付託を受け町政運営の重責を担うこととなりました。町民の皆様の幸せのため誠心誠意職務を遂行し、町政進展に寄与してまいる所存でありますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 私は、令和7年1月31日をもって約34年間勤務しました役場を退職し、町長選挙へチャレンジいたしました。定年前の年度途中に退職しますことは、断腸の思いであり、また苦渋の決断でもありました。しかしながら、役場に就職したころに志した初心を胸に、町を良くしたい、町民を幸せにしたいとの思いを貫くべく、町政の先頭に立つと言う大変厳しい道を選択しました。

 私が考える町民の幸せとは、30年後も広野町が単独で存続することであり、町民の誰もが歴史と伝統を重んじ、豊かで誇り高い生活を送れることであります。将来にわたって、広野町が単独で行政運営を維持することは簡単な事ではありません。

 私は、これまで5人の町長の下で仕事をして来ました。歴代の町長は長期的な展望に立ち着実に政策を実現させてきたと思いますが、これまでの経済政策は、組織改革によって無駄を省き、厳しい予算査定により執行予算を削減することで健全な財政運営を図ると言うのが基本政策でした。それも一つの選択肢ではありますが、少子高齢化、人口減少が進み地域経済は疲弊し、商店や農家には後継者が育っていない現況では、健全財政だけをうたっても解決はできません。

 私は町長選挙を通して、町内の各集会所において座談会を開催してきました。そこでは、町政の透明化、町のグランドデザインの明確化、少子高齢化の解消を求める声、職員の意識改革に関する苦言など、多岐にわたってご意見を頂きました。そのどれもが、今すぐにでも取り組むべき重要な案件と感じました。

 一方で、広野町の住民基本台帳の人口は、震災の2011年では約5,500人でしたが、現在は約4,500人に減少しています。人口減少は全国的な課題ですが、15年足らずで約20%も減ったというのは深刻であり、行政が最優先で解決すべき課題だと考えていますが、これまで広野町の子育て支援策は、町独自の魅力的な施策を打ち出せていません。町勢振興計画は10年先を見据えるものでありますが、私は、それよりも長い30年後のスパンで町づくりを考え、明るい未来への展望を町民の皆様に示していくべきだと考えています。

 私は、30年後、広野町が単独で存続するための公約として、三つの点に取り組みます。

一、広野火力発電所の存続堅持!町民の皆様の働く場を守る。

 広野火力発電所1、2、3、4号機が廃止となり、5、6号機は石炭火発であり、世界的な潮流から存続が危うい状況にあります。燃料転換、発電効率のイノベーションを起こす事業の研究・実用化などF-REI(福島国際研究教育機構)を活用し、広野火力発電所存続させ、地域の雇用を守る手段として、跡地利用も含め、電力事業者に対する技術的、経済的な支援をするため、国・県に対し積極的に要望活動を行います。

一、町内小・中・高校を地域トップ校へ!教育政策の充実を図る。

 町立学校の魅力向上につながる少人数指導、習熟度別授業による基礎学力の向上を目指すと共に、探求、思考、挑戦を掲げる教育プログラムを推進するため、教育委員会を通じて教員の加配、組織改革に取り組み教育現場の充実を図ります。地域独自の魅力ある教育プログラムを実装することで、県立中学校と切磋琢磨し浜通り地域において、地域トップの教育環境を整備いたします。

一、企業誘致による地域活性化!特産品開発を町づくりにつなげる。

 地域農業と連動する企業を誘致し、農家の所得向上・経営安定化に貢献し、後継者不足の解消に取り組みます。

 私は、財政規律を維持することも重要だと思っています。しかし、町の収入が増えないことには、負のスパイラルから逃れることはできません。町の収入を増やすために、企業誘致による産業振興を大きな公約の一つに掲げました。一流企業を誘致することも重要だとは思いますが、地域の農業と結びついて新しい産業を起こす企業を誘致し、基幹産業である農業を活性化させます。それにより農家の収入が安定し、農家を志す若者が増えることが期待できます。そのような好循環が生まれる広野町を目指します。

 また、農業の多様化を目指し、農産品の生産組合を支援し、団地化にも力を入れていきます。加えて、「ふるさと納税」を活用した寄付収入の拡大を図るべく返礼品として、地域に誇れる町の特産開発を進めるため、役場内に専門部署を創設し、農家、生産者の直接的な窓口となって企画立案から事業の実現に向けて伴奏支援をいたします。

 町づくりは人づくりとよく言われます。広野町には、震災以降、町の将来を心配する若者たちが、志を一つにする仲間と共に、伝統文化の継承や地域おこしイベントを開催し、広野町を盛り上げています。私は、行政とは違った方面から町の魅力を発信するこの様な取り組みを応援し、30年後、広野町が単独で存続するために、若者世代がハツラツと町づくりに参画できる足掛かりを創り、経験ある年配者と若者の発想力を融合し、広野町の未来創造に繋げて行きます。

 私は約34年の間、町職員として町政に携わり、現場で働きながら町の課題を肌で感じてきました。その経験と知見を最大限に生かし、町民の皆様一人ひとりの声に真摯に耳を傾け、現場の目線で、ある時は悩みながらアイディアを出し合って、町民の皆様と一緒に広野町の未来を作り上げていきたいと考えています。閉塞感のある役場を改革し、風通しの良い、元気あふれる職場に生まれ変わらせ、町民の皆さんから信頼され、充実した仕事ができる環境を作っていきたいと考えています。そのためには、改革の先頭に立って職員を鼓舞し、元職員という強みを生かしながら、信頼関係を築くことで一人ひとりのやる気を引き出していきます。市町村合併の道を選ばず単独で歩む町として、隣接する市町村と共に、独自の文化や個性を守りながら発展をしていく町づくりに取り組んで行きます。

 今は、第二期復興創成期間から第三期復興創成期間に移行するまさに正念場、依然として非常に厳しい町政運営が求められる中、多くの町民の皆様の期待に応えるべく、そして子どもたちの未来のために、現場目線を貫き、全身全霊全力で新しい広野町の歴史を築く覚悟であります。何卒、皆様の格段のご理解とご協力を賜り、ご指導ご鞭撻を心よりお願いを申し上げます。

令和7年12月9日 

広野町長 小松和真

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