
遠藤町長は、5月28日(木曜日)、町3役、役場管理職4名、経済産業省と福島県の駐在員各1名と東京電力福島第一原発事故に伴う除染で生じた汚染土や廃棄物を一時保管する環境省の中間貯蔵施設を視察しました。
現場視察に先立ち、「中間貯蔵工事情報センター」で中間貯蔵施設事業の流れや福島の環境再生に向けた取組について説明を受けた後、双葉地方広域市町村圏組合が所有する廃棄物の管理型最終処分場である「クリーンセンターふたば」を視察し、施設復旧の基本設計に関する作業や測量調査などの実施状況を確認しました。
中間貯蔵施設は、大熊町と双葉町にまたがる約1,600haを区域としていて、輸送対象物量は約1,400万㎥、令和3年度までに福島県内に仮置きされている除去土壌などの概ね搬入完了を目指しています。
今回は1日あたり300台のダンプトラックが往来し、2,000袋のフレコンバックを搬入するという同施設内最大(貯蔵容量約330万㎥)の「大熊2工区」へ赴き、除去土壌などの「受入・分別施設」では搬入された除去土壌等が土壌と可燃物、石等に分別処理される流れや除去土壌等の安全かつ円滑な輸送を「輸送監視ルーム」で監視している様子を視察し、「土壌貯蔵施設」では受入・分別施設で分別された土壌が大勢の作業員等の手により安全に貯蔵されている様子を視察し、中間貯蔵事業が着実に進展していることを確認しました。
遠藤町長は、本年2月末までに、広野町に保管されていた全ての除去土壌などについて、中間貯蔵施設へ輸送が完了したことに謝意を表し、「復興再生の展望に立ち、中間貯蔵施設の事業推進に向け協力体制を図っていきます。」と申し述べました。労働災害を未然に防ぐために地域住民、従事者の方々へ安全管理を徹底するよう求めました。