当町は、原子力事故に伴い緊急時避難準備区域に指定(※平成23年9月30日解除)されたことにより、国から平成23年産の稲の作付けを控えるよう指示を受けました。
区域解除後も本格的な営農の再開には至らず、約2年間に渡り水稲作付けの自粛を余儀なくされました。
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【平成23年度広野町における農地の状況】 | 【平成23年度広野町における農地の状況】 |
自粛に伴い、当町は、水稲の作付再開に向け広野町営農再開検討委員会を設置しました。町内40箇所4ヘクタールの水田において、町の主な農産物である米の試験的な作付けを行いました。
この実証田40箇所から収穫された全ての米を検査した結果、食品衛生法上の基準値100Bq/Kg(※放射性セシウム134及びセシウム137の合計値)を越えたものが確認されなかったこと等をふまえ、検討委員会で議論を重ね、「平成25年度より水稲作付けの自粛を解除すべき」という結論となりました。
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【平成24年度 広野町放射性物質移行確認ほ場】 | 【広野町営農再開検討委員会】 |
平成28年度は、161haの水田において、101戸の農家が水稲作付を再開し、営農再開した農家では、「安全・安心」の確保に向けた取り組みを実施しております。
【平成29年3月31日現在】
平成28年広野町産米の収穫数量 |
21,365袋(※641トン) |
【出荷区分別の見込数量】
出 荷 区 分 |
数 量 |
備蓄米 |
638袋(※20トン) |
JAふくしま |
6,467袋(※194トン) |
保有米 |
5,038袋(※151トン) |
飼料用米 |
9,222袋(※276トン) |